ガンマンと子狐 (ページ7)

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第六月トニー･スミスページ7

ジリジリジリジリ──！！？

突如として部屋にベルの音が響き渡った｡

「なんだよいきなり｡」

次元が耳障りだと言いたそだったが､Aはそれでところではなかった｡

「き､来ちゃう！！」

恐怖と黒い何かをAの心が支配し出す｡

カタカタと小さな体を震わ､必死に不二子の腕をつかんだ。

「急にどうしたのA！？」

「やつが､やつが来ちゃう！！！」

不二子の声も聞こえてないようで､急に不二子の腕の中から出たと思ったら机の上に置いてあったコロンであろう物を四人にかけた｡

「ってめ､急に何しやがる！？」

驚きで､大きな声を出した次元｡

それで一瞬びくっとなったAだが､夢中になって何かを探していた｡

「あ､あった！！」

ベッド下から鍵らしき物体を取り出し､タンスを開けたAは､四人に急いで近寄りグイグイと箪笥の方に押した｡

「急にどったのA！？」

「や､やつが来ちゃう！！早く隠れて！！隠れなきゃみんな死､んじゃう！！！」

涙目になりながらも一生懸命四人を箪笥に入れたAは､「絶対に音を出しちゃダメ！！」と懇願するように言って扉を閉じた｡

(急になんだってんだ?)

(わかんねえ､でもあいつ何かに怯えてたな)

(小刻みに震えてたは)

(A殿はいったい何を拙者達にかけたのだ)

瞬間部屋の扉が開いた音がした｡

「やあA､元気にしてたかい？」

(((！？))))

入ってきたのは､この会社の社長エルディオの右腕的な存在のトニー･スミスであった｡

「．．．」

「あれ～､僕に返事が返ってこないな～」

トニーはニコニコしながら､っバチンと音を立たせてAをしばいた｡

((((ッツ！？))))

「返事は?」

冷酷な目つきでAを見下すトニーは､Aに最速をした｡

「げ..元気です｡」

「よろしい､じゃあ早速いつ物をやろうか｡」

ふたりはそれぞれ向かい合わせに椅子に座り､Aは小さな水晶の塊を目の前に置いた｡

「...では､見たい未来をここに記入してください｡」

「わかった(ﾆｺﾆｺ)」

スッとAが出した紙とペンにトニーはスラスラと文字を書いて行った｡

(あいつ､ここで予知をさせられてたのか..)

(Aがかわいそう....)

「...っとはい書けたよ｡」

Aは文字を書かれた紙を1通りよんで､水晶に向かって何か不思議な言葉をかける｡

すると部屋がほの暗くなった｡
水晶だけが怪しく光､Aに妖艶な影を落としていた｡