ガンマンと子狐 (ページ4)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:8,162 hit

第三月外界からの使者ー1 ページ4

「この爆弾はね､対コンピュータ用の物でスイッチ押したら派手な爆発はしない代わりにソフト内でバグを大量作成させて勝手に認証させるって代物なのよ～(ﾆｺﾆｺ)」

「きゃールパンかっこいい！！」

「え､不二子ちゃんもそう思ってくれる?俺ッチ超ハッピー(ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ)」

デレてる顔が気に食わねえが､たしかにこれは感心してしまう｡五エ門も納得顔してやがる｡

「この他のはじゃあダミーか｡」

「大正解次元ちゃん♡」

「気持ちわりい」

なにが次元ちゃん♡だ､中年のおっさんに中年のおっさんが言っても気持ちわりいだけだ！！

ほら､五エ門も右腕を摩ってやらァ｡

(と､鳥肌が立ったでござる！！！汗)

「もうつれないな～｡」

「次元っていっつもああだからホッときなさいよ｡」

「うっせぇ！！」

「そうだね～､じゃあ扉を開けますか♪」

重たそうだった扉はいとも簡単に開いた｡

そして扉の先に居たものは．．．

～次元side終了～

見たこともない四人の男女がそこにはいた｡

赤いジャケットを着た猿っぽい男と全身真っ黒で､トレードマークであろう帽子を深めにかぶった男と､日本の着物をきた昔からタイムスリップしてきたのでは?と思うような侍と､美人でグラマーな女だった｡

普段決して自分の予知をしない彼女にとって､初めて予知をしなかったことを後悔した瞬間だった｡

「だ､誰なの??わたしは､私は(涙)」

途方もない恐怖が初めて､彼女の中に流れ込んだ｡

普段､主人から暴力を受けているAだが､日常の一部と化していたため恐怖などなかった｡

しかし､今得体の知れない人たちを前にした彼女は､焦りと恐怖とが混合して涙とかした｡

前々からほかのブラックカンパニーが自分を狙っていたのは知っていたAだが､それがとうとう来たことに意味も無く悲しみを感じた｡

別にこの場所が気に入ったわけじゃない｡

だが､やはり何かしらの感情がこの場には蓄積されていたのだった｡

「ヒック...ウェ....」

「もう泣かないで！」

グラマーな女の人が彼女の涙をぬぐった｡