ガンマンと子狐 (ページ3)

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第二月訪問者ページ3

すると､ドアが急に開いた｡

(何時もより早いお付ね...)

そう思って彼女は扉に近ずき､愛想笑いを貼り付けたがくしくもその笑顔は驚き顔に変換された｡

「あ､貴方達はだれ!？」

～次元side～

1ヶ月ぶりにルパンの野郎が欲しいものができたとかなんとかで盗みに入ったんだが､一向に奴の口からその「欲しい物」の名前をはかねえ｡

「ねえ､ルパン!今回は一体何を狙ってるの？」

不二子の野郎がルパンに聞いてみているが「うふふ､見てのお楽しみ～」とか言ってもったいぶってやら｡

少しあの猿に腹が立つのは俺だけだろうか?

「おついたぜ､この部屋だ｡」

そう言ってルパンが立ち止まった前の扉は厳重に閉められていた｡

オカシナ話だが､この部屋を封印されてるようにも見えた｡

「あら､最新式の声紋認証に指紋認証､虹彩認証､パスワード認証｡なんて厳重な扉なのかしら?」

「うむ､開けるのに時間がかかりそうでござるな｡」

たしかにこの量の認証を手分けして解除していっても､だいぶ時間のロスを食って捕まるのがオチだ｡

いったいこんなかにはどんなお宝が眠ってるのやら(呆れ)

「おいルパン｡これじゃあ､俺達捕まっちまうぞ｡」

「大丈夫､大丈夫｡今日のためにこれを作ってきたんだから☆」

ルパンの懐から出されたのは､何の変哲もない小型の爆弾が3つ｡

「おいおい､正気か？」

「正気も正気もよ！まあ､見てなよ次元｡」

そういいながら、ルパンは鼻歌交じりに三つの小型爆弾を声紋認証､虹彩認証､パスワード認証のパットにそれぞれ固定した｡

はてさて､こいつは一体何を考えてんだか｡

「さあさごらんあれよ三人方♪」

いつの間にルパンの手にスイッチが握られており､そのボタンを押した瞬間､ッボンと小さく音がなっただけで何も変わってはいなかった｡

「不発か??」

「そんなわけないでしょ｡ちゃ～んとパットを見てよ！！」

言われた通り見てみると､そこに「本人確定」という文字が｡