桜の舞う季節で叫び走る (ページ8)

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mission２（初めての任務）ページ8

有岡大貴サイド

八「は？！なんだよそれ！！人を殺せってのかよ！」

「あぁ」

薮「なんだよ、俺らの任務って汚染寄生虫を殺ることじゃねぇのかよ」

髙「コマンダー、お前はなんも思わねぇのかよ」

「これも任務だ」

中「～っなにそれ、任務なら人を殺すの？」

「それなりの理由があるから殺すんだろ？なら殺すだけだ」

八「見損なった、俺達とは仲良くしなくても人を大切にはすると思ったよ」

「勝手にしろ」

有「で？どうするの？任務受けるの？」

「もう、受けている」

知「だと思った、で？なんで人を殺すの？」

「汚染寄生虫の新型が最近増えている、それはわかるな？」

岡「うん、結構いっぱいだよね」

「今回のターゲット仲本、がそれらを作っている」

伊「ん～、あのさぁ元々の汚染寄生虫もそいつが作ってるの？」

「いや、そいつじゃない」

有「え？じゃあ元々の汚染寄生虫を作ってるやつは殺さないの？作っているやつそいつだけしゃないんでしょ？なのにこいつだけっておかしくない？」

「…居所が……つかめない」

なんで気づかなかったんだろう
この時の変な言い方に…

途切れ戸切の言い方に…

「あと、今の俺らじゃ勝てない」

どこにいるかわからないのに、強さを知っているなんて、おかしいのに…

そのおかしさに気づくのはまだまだ先の話

中「あのさ、殺さなくても捕まえておけばいいじゃん」

「汚染寄生虫なんてものを作れるやつだ、逃げられてもおかしくない」

八「材料を回収しちゃえば？」

「材料を回収しても…野放しにしていればまた繰り返されるぞ」

コマンダーの低い声だった
確かにいつも低いけどいつもより

冷たく……悲しさが混じっているような声で言われた俺らはどうすればいいか分からなかった

コマンダーをよく思ってなくても
悲しさが混じっているような声は四人も感じたみたいだ

どうして、悲しみが混じってるのかわからない

いつか、わかる日が来るのだろうか…

「行くぞ…準備をしろ」

有「うん」

いつか教えてね、悲しみを…君のことを

君のことが分かったのはまだまだ全然先のお話
そして、どれだけコマンダーが辛い、苦しい生き方をしていたのかを知るときもまだまだ全然先のお話