第13話 夢の中の青年 ページ15
コマンダーサイド
夢を見た
長い夢を見た
自分の小さい頃の夢を見た
『お父さん!お母さん!』
『待ちなさい!危ないだろ?』
『ふふっ涼介は元気ね』
『僕大きくなったらヒーローになるんだ』
『あら、じゃあ頼りにしてるわね涼介』
『お母さんを守るんだぞ?』
『うん!』
ごめんなさい
守れなかった…
ごめんなさい
お母さんもお父さんも…
俺が誘拐なんてされなかったら…
『こいつか、実験台は』
『あぁ』
『始めようか…フハッフハハハハッ』
『やだ、やだ、やめて、やめ、て、いやぁぁぁ!』
怖かった
すごく怖かった
逃げても逃げても追いかけられる
助けてくれた
誰かが
その時俺は12歳だった
こけたとき血が出たんだ
なのに、痛くなかった深く切ったのに
だから、怖がられた…
言われた、『お前はもう感覚がない』と
12歳の時だったから
チームに入れられた
そこで汚染寄生虫を減らすことが出来る任務があった
なのに、その日俺はmissionを失敗した
大好きだった
大好きなチームだった
なのにmission失敗のせいで
皆にいじめられた
すごく怖かった
けど、大好きだったから嫌いになれなかった
だから写真は捨てなかったずっと持ってた
でも、仲間を作るのは怖かった
だから逃げてた
もう、無くなっていたんだ
この時には
感情という名の色が
もうこの時
《無口で残酷なコマンダー》になった
なにも信用しない
そんな人間に
この夢の続きは…
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ゆーみん - mission3(2)の暗号のとこなんですが、下の解説には書いてあるロロに会いたいが上の女の子が話している文にはありませんよ!初コメでの指摘すみません! (2020年8月23日 9時) (レス) id: 4766001341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:爽華菜 | 作成日時:2020年6月16日 20時