青の微熱(1)

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遊「しんじろうがね、僕たちに言ったんだ」









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真『...遊、陸、ちょっと耳貸して？』



遊『なにー？』



真『内緒話...誰にも言ったらあかんで？』



陸『うん！』









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真『俺....用事があって、Aとは少しの間会えないねん』



陸『えー！しんじろう、会いにこないの？』



真『陸と優には会えるから(笑)』











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どうして









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真『だから....遊と陸がAの側にいてくれる？』









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全部私のせいなのに









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真『できたら、家の中も、学校の帰りも、ずっと』









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いつだって、大きな優しさで私を包んでくれて









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真『どうか、Aを...』









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遊「ごめんねーしんじろう」



陸「もうバレちゃったー」









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誰よりも私を









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真『どうか、Aを守ってあげて欲しいんや』









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愛してくれるの









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遊「Aちゃん...！泣かないで！」









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どうして






「顔見たくないって言ったのに...何で...」



「祭りの夜のことだって、変な噂だって...私のせいなのに...」









どうしてそこまで








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遊「しんじろうが『用事』って言ってたけど」



陸「本当はAちゃんとしんじろう、ケンカしちゃったんじゃないの？」








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陸「俺たちAちゃんとしんじろうが大好きだよ」



遊「一緒にいる2人が好きなんだ」







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遊「だからお願い、Aちゃん泣かないで」



陸「しんじろうと一緒に笑って！」









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「...ありがとう...っ...」









陸くんと遊くんを抱きしめて
2人に背を向けて走り出す









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真司郎







もしまた会ったら、何度も傷つけてしまうかもしれない







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真『...Aが良い』



真『側にいてくれるだけで、俺は幸せや』








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もうそんなこと思ってくれないかもしれないけど








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それでも、私は...









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今すぐあなたに会いたい









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