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それは、15歳の冬でした
.
隆「A...どうして？」
隆「何で受け入れてくれないんだよ」
私よりもずっと大きな体を使って床に押し倒され
髪も服も乱れたまま、涙で顔はぐちゃぐちゃ
.
隆「本当に...っ....好きなんだ...」
私には想いを告げる彼は
一方的な気持ちを押し付けるように押さえつけて
痛いくらいに掴まれた腕、敵うわけが無い力
.
「隆弘くんやめて...っ... 離して！」
精一杯の抵抗
ただ、声を上げて暴れるしかできない
あぁ、何て15歳の子供は無力なんだろう
･
「無理だよ...っ...だって、隆弘くんは...」
どんなに抵抗しても、やめてはくれない
足を持ち上げれてしまったことに羞恥を感じて
必死に手で隠してみても
男の人の力になんて勝てるわけがない
.
「やだ...っ、やだっ......！！！」
私もそれなりの年齢になった
これからされることなんて予想がつくから
訪れる絶望に体が拒否反応を起こす
･
「お兄ちゃん...っ....！！」
.
そう、叫んだと同時に
体に走る衝撃と痛み
体の中心を鋭い槍が命中したみたいに
残酷に、無遠慮を刺していく
言葉にならない気持ちが頭を駆け巡る
“痛い”“苦しい”“気持ち悪い”
隆「A...っ...嫌がらないで...」
隆「バレたら困るのは...Aだからね...？」
.
目の前が真っ暗になって遠のいて行く
どうか、夢であって
こんな絶望、受け入れられないもの
･
夜空から星が降ってくる
キラキラ輝いて綺麗
･
私はこの日、汚れてしまった
そして、それは
もう二度と戻っては来ない輝きだった
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り ょ う な な ＊(プロフ) - また宇野ちゃんのセリフ「読んでくる」になってます！ (2018年3月15日 18時) (
レス) id: 603ee3830c (このIDを非表示/違反報告)
Raichi(プロフ) - すごく世界観に引き込まれます！これからも楽しみにしてます！本当に大好きな小説です！ (2018年3月13日 22時) (レス) id: 4945e2470c (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - No way backも大好きですがこの作品も同じくらい大好きです(*^^*)更新いつも楽しみにしているのでこれからも頑張って下さい！！ (2018年3月13日 20時) (レス) id: 3834e8eb4b (このIDを非表示/違反報告)
り ょ う な な ＊(プロフ) - ななさん» いえいえ(*´`*) これからも応援してます♪ (2018年2月27日 18時) (レス) id: 603ee3830c (このIDを非表示/違反報告)
り ょ う な な ＊(プロフ) - 更新頑張ってください(*´`*) (2018年2月27日 18時) (レス) id: 603ee3830c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな
| 作成日時：2018年1月5日 19時
