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錯覚 ページ17

Kei Side

俺の想いを伝えて何とかAの誤解は解けたみたい。

 

だけど彼女はソファーで体育座りして下を向いたままでこっちを見てくれない。


ちゃんとAの顔を見て安心したくて彼女に確かめる。

 

「ねぇA?

まだ俺のこと嫌なの?」

 

フルフルと首を横に振る。

 

「でもぉ。

Aが下向いてたら俺不安なんだけど。」

 

それでもしつこく彼女に伝える。

 

すると

 

「へーきだからっ。

最初から嫌になんてなってないの。

 

伊野ちゃんのこと嫌いになんてなれないよっ。」


やばい。普通に嬉しい。

1回ダメになったと思った分彼女からの言葉が嬉しすぎる。


そして彼女は意外なことを話し始める。


「 抱きつかれたのも嫌じゃないの。

それで伊野ちゃんぐっすり寝れてたから。」


「えっ? そうなの?

無理しなくていいよ。怖かったよね?」


「へーき。」


本当は怖かったかもしれないのにそれよりも俺のことを心配してくれる気持ちにまた好きが募る。


そして彼女は俺への不安を口にする。


「だけど、私酷い事言っちゃったから私の方が伊野ちゃんに嫌われちゃったんじゃないかって不安なの。」

 

彼女から出てきたのは俺の心を乱す可愛い言葉。


彼女が俺にまだ懐いてくれていることを知って今すぐ抱き締めたくなる。


だけど


それは抑えなくちゃダメ。


気持ちを落ち着けて彼女に話し掛ける。



「安心してよ。嫌いにならないから。」

彼女が下を向きながら反応する。

「それにぃ嫌いな子にここまで必死に自分の想い伝えて誤解を解くなんてしないから。

 さっきも言ったでしょAは特別って。」



「いのちゃんっ」

 

Aは俺の名前を可愛く呼んでくれる。

 

だけどまだ顔を下げたままだからこの後どうしようかと考える。

 
 

『はぁ。この会話だけ聞いてるとカップルがケンカした後の仲直りみたいな感じなんだけどなぁ』

 

部屋の雰囲気だってほんの少し前は重たくて息苦しかったのに今は甘い雰囲気に変わっている。

座っている距離だってさっきは少し距離があったのにAから近づいてきてくれた。


まるでAが俺の彼女のような錯覚に陥りそう。

『このまま俺のこと好きになってもらえないかな』

 

だけど

 
実際は友達に変な疑いを掛けられて誤解が解けたあとの会話。

 

そして彼女の声を聞いて気になることを質問する。

おそろい→←特別な存在



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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☆☆さお☆☆(プロフ) - naaさん» コメントありがとうございます。 自分の書いたお話しを楽しんでいただけていてまた更新を頑張ろうと思います。 言葉の使い方ですが二人の清い雰囲気を出す為自分でも気をつけている点なのでそのようなお言葉をいただけてとても嬉しいです。 (2018年2月15日 20時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
naa(プロフ) - 凄い楽しくて何より言葉の使い方がとても綺麗なので読んでてて心地よくなります!これからもゆっくり頑張ってください!更新楽しみにしてます。 (2018年2月15日 14時) (レス) id: dce36abc3b (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - 苺にゃん´`*さん» コメントありがとうございます。 とても嬉しくお話しを書く励みになります(>_<) お話の方も頑張って更新していきたいと思います。 (2018年2月14日 21時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
苺にゃん´`*(プロフ) - すっごく面白いです! キュンキュンします! 更新楽しみにしてま~す! (2018年2月13日 23時) (レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆☆さお☆☆ | 作成日時:2018年2月11日 1時

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