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普段は見せない顔 ページ33

Ryosuke Side

ゲームに夢中になってて気づかなかった。


リビングにAと伊野ちゃんが居ないことに。

気をつけてたはずなのに。


俺のワガママで皆のこと急に呼んで
Aが嫌な思いしないようにスタートから
わざと彼女の髪とか触ったりして
皆を牽制してたのに。



彼女の男性恐怖症のことがあるから
半端な気持ちで近づかないでって意味を込めて。


それなのに


『よりによってノーマークだった伊野ちゃんかよ。』



知念と大ちゃんに適当な理由をつけて慌てて廊下に出る。

 

すると廊下で二人が床に座っているのが見えた。

 

話に夢中なのか俺が来たことに気づかない二人。

 

最初は普通に声を掛けようと思った。

 




だけど次の瞬間怒りで思わず声が出てしまう。

 



伊野ちゃんがAの口元に自分の顔を近づけようとしたのが見えたから。

 

「Aに何してるの?

伊野ちゃん」

 

 

自分でも驚くくらい低い声。

 

俺の声を聞いて最初に目が合ったのはA。

聞いたことない俺の声に驚いて目を大きく開いている。



それはそうだ。


Aと一緒に居るときはいつも優しい涼ちゃんだもんな。




そして俺に背を向けている伊野ちゃんが
ゆっくり身体をこちらに向けた。

 

そのゆっくりな動作にまた苛立ち同じ質問を投げかける。

「なぁ。

何しようとしてたかって聞いてんだよ。」

 

俺の怒りなんて関係なくいつも通りに
座りながら答える彼。

 

「怒らないでよ。やまだぁ。

Aちゃんの顔に睫毛が落ちたから
取ろうと思っただけだからぁ。」

 

『ほんとかよ』


 

「じゃあなんでこんな所に座ってんだよ。」

 

「それはぁ」

 

伊野ちゃんが話そうとするのを遮って
今まで黙っていたAが口を開く。

包まれる手→←二人だけの時間



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:☆☆さお☆☆ | 作成日時:2018年1月4日 1時

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