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36.結婚観 ページ37

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青根side



昨日はAさんを怒らせてしまった。
付き合い始めたときに、何があってもこの人は俺が守るって決めたのに。
女心というのは難しい。
最近疲れているみたいだし、嫌なことが沢山あるのだろう。
だから飲みすぎたり、愚痴っぽくなったりしているんだ。
それなのに俺はちょっと説教っぽかったかもしれないな…。
俺にとっては、人生の先輩で。初めて会ったときから、仕事も凄く頑張っていて
尊敬できる素敵な人だった。
タイミング悪く、今日は二口や女川たちと鎌先さんの最近建てた新居へ遊びに行く約束をしてしまっていた。
仲直り…できなかったな。



「お前ら、久しぶりだな!!」



鎌先さんちには、俺、二口、女川、小原の4人が集められていた。



「鎌先さんいい家立てましたねえ♪これからローン地獄ですね!」



二口は相変わらず鎌先さんをからかうのが好きだ。



「ヘへ!羨ましいだろ二口!」

「羨ましくなんかないですよーだ。結婚は人生の墓場ですよ!若くして結婚しちゃって
もう遊べないじゃないですか!」

「うるさい!ひがみか!?俺は歩と子どもがいればそれだけで幸せなんだよ!
別に遊びたいなんて思わねーからな!!なぁ、青根もそうだろ!?」




鎌先さんにからまれ、俺は静かに頷いた。




「チッ。青根もかよ、つまんないの」




二口は口を尖らせる。



「俺も二口派。遊びたいから結婚とかおっさんになってからでもいいかな…
つーかしなくてもいいや」



女川はダルそうに答える。




「俺は結婚したい!でもまだ先がいいかなー30歳くらいとか」



小原は無難に堅実派か。




「青根も彼女と付き合って長いけど、流石に結婚とか考えてないよな」




二口にそう振られて、少し考えた。




「金…貯めなきゃ出来ない」



以前に鎌先さんに、結婚するときのことについて話を聞いたことがあった。
鎌先さんたちは早くに結婚したし、お金も貯まってなかったからいろいろ苦労したらしい。
俺はAさんの一番着たいドレスを着せて、結婚式を挙げてやりたい。
一番欲しい指輪を買ってあげたい。
一番行きたいところに、新婚旅行に連れて行ってやりたい。
それにはたくさんお金が必要だから。

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(プロフ) - ねこみやさん» ありがとうございます♡ (2月8日 23時) (レス) id: 42242e81de (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや(プロフ) - まじで最後が尊すぎてめちゃくちゃ涙出ました尊すぎて( ; ; ) (8月27日 20時) (レス) @page41 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みーちゃんさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます! (2023年4月26日 1時) (レス) id: 42242e81de (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 泣きました。 (2023年4月26日 0時) (レス) @page41 id: 0002bb722b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - mooさん» お褒めのコメントありがとうございます! (2022年6月26日 23時) (レス) id: 42242e81de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月14日 19時

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