ピアノがつないでくれた奇跡 【黄】

＊６＊ ページ8

A視点


今日も真っ白い天井と目が合う。



朝は気分のらないし、好きか嫌いかで言ったら嫌いな方


ぼーっとしていると奏ちゃんとピアノをする約束を思い出した


ｺﾝｺﾝｯ！


奏「Aおねぇちゃん！今日もピアノ教えて！」

『いいよ！今行くね！』


ガラガラガラ〜

『じゃあ、行こっか！』

奏「奏ね、お部屋で昨日練習してたの！だからね、かえるの歌弾けるよーになったの！」

『本当！？楽しみにしてるね！』

奏「うん!」


小ホールにつくと、奏ちゃんが「ピアノのふたあけて！」と言ってきた！可愛いすぎる……

ふたを開けてあげると、かえるの歌を弾きはじめた。



ドレミファミレド！ミファソラソファミ！



途中で止まったりしていたけど、昨日よりは絶対うまくなっている。


『すごい！？昨日より上手！！』


そんなこんなでピアノを教えていると、スマホの通知がきてた。


休憩中に見ていると、るぅとくんがツイートしていた。良かったぁ！私もツイートしよ！

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》元気な写真見れて良かったです……完璧な姿でまた活動するのを待っています！

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これでよしっと！


『よしっ、ピアノやろっか！』


奏「うん!」


ド・ド・ド・ド・ドドレレミミファファミ・レ・ド！


『じゃあ、ここはだんだん強く弾いてみよっか！』


奏「こう？」


『そうそう！できてるできてる！』


しばらく弾いていると……


奏「ねぇねぇ､､､､Aおねぇちゃん､､､､あたまいたい､､､､」


『大丈夫？！もうお部屋戻ろっか。看護師さんには伝えとくね！よしっ！だっこしよっか。』


奏「うん､､､ﾋｯｸﾋｯｸ､､､」


『大丈夫。大丈夫。泣かないの。可愛いお顔が台無しだよ？w』



そして奏ちゃんを看護師さんに預けてピアノを戻しに小ホールにいった。



､､､､､､ちょっと弾いてこうかな。









私は深呼吸をしてから、鍵盤に手をおき、私の大好きな曲を弾きはじめた。






この感覚久しぶりだな､､､

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