ピアノがつないでくれた奇跡 【黄】

＊１０＊ ページ12

A視点



おはよう。


今日はいつもよりはやく起きてしまった……


緊張するなぁ。


というか、なんで私なの！？他の人でもよくない！？まぁ、奏ちゃんにはゆっくり休んでもらってるし。暇なんだよなぁ。


しょうがない行くか。


そうして私は病室をでた。



＿＿小ホールにて＿＿


あの人はまだきてなかったので、座って待つことにした。


すると、


る「ごめんなさい！待たせちゃいましたよね！道がまだ曖昧で……」


『全然大丈夫ですよ！それより、本当に私でいいんですか？』


る「はい！あっ、自己紹介まだでしたねww僕るぅとっていいます。珍しいですよねww２１歳です！」


『あっ、えっと、私は奏っていいます！私も２１歳です！同い年ですね！あの………よろしくお願いします！』



ちょっとまて……るぅと！？えっ本物！



なわけないよね。うん。



今は気にしないようにしよう。無理だけど。


る「ピアノ弾きましょうか！何か弾きたい曲あります？」


『特にないので、るぅとさんが決めてかまわないです！あと同い年なら、タメ口にしませんか？なんか慣れなくて､､､すみませんw』



る「www分かった！じゃあ、この曲弾かない？」



『いいよ！たぶんそれなら弾いたことあるし､､､まぁ、小さい頃だから忘れてるかもだけどw』



そういって、私達は鍵盤へ手をおいた。



連打なんて何年ぶりだろ､､､､､､


小さい頃誰かとピアノ弾いた気がする。



まあ、いっか､､､



る「じゃあ僕から弾きはじめるからあとからはいってきてね！」



『了解！』



るぅとくんの弾く音色は力強いけど、丁寧で美しかった。


そして私はメ口ディ−を弾きはじめた。






この曲は、「未来へ」。

＊１１＊→←＊９＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す