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うらたside
高校3年生の春、俺は花咲さんとほぼ強制的に学級委員をやることになった。
花咲さんは凄く真面目なイメージがあった。
だから上手く連携とって学級委員なんて出来るのかと不安があった。
けど、実際話すと凄く笑顔が素敵で、明るくて、少し天然さがあって可愛くて、気付けば俺は恋に落ちてしまっていた。
卒業後はお互い夢を叶えるために専門関係に進学し、無事に卒業をすることも出来た。
俺が恥ずかしながらも2人で住まないかって言ったら嬉しそうに笑って「うんっ!」と言ってくれたのは今でもずっと覚えてる。
それからも俺はAが好きで、大好きでたまらなくって。でもそれを口にするのは凄く恥ずかしくって。いつも口に出せずにいて。
高校の時の俺はよくこんな事言えたなと思うくらいだった。
テレビ見ている時だって寄りかかってくるAにバクバク言ってる心臓の音が聞こえてしまったらどうしよう、なんて焦りから「暑い」という言い訳を口に出してしまう。
本当はくっつきたいけれど。
寝る時だって前までは向かい合ってたけど最近はAの顔をそんなに近くで見たらにやけてダサいところをAに見せてしまう。
それを隠すために最近は背を向けて背後から聞こえる彼女の「おやすみ」にも嬉しさから声が裏返ってしまうんじゃないかって思って「ん」とだけ返している。
そして俺は今日も眠るんだ。
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てるち。(プロフ) - aonaさん» いやすげぇわ… (2019年8月14日 2時) (レス) id: 65c4e0b590 (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - てるち。さん» 頭回転してたのたまたまWWW (2019年8月14日 1時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
てるち。(プロフ) - え、待ってすごくない?え?もうこんなにお話出したの?え? (2019年8月13日 23時) (レス) id: 65c4e0b590 (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - てるち。さん» いや早すぎる……W ありがとう! (2019年8月13日 10時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
てるち。(プロフ) - お気に入りと評価を…ポチッ (2019年8月13日 10時) (レス) id: 65c4e0b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aona | 作成日時:2019年8月13日 8時