2 ページ4
あれから3年程が経った。
あの告白後私は保育関係の大学へ、渉くんは声優の専門学校へ進んだ。無事に二人とも卒業して、私は保育士に、渉くんは声優になった。
しかも渉くんは実は歌い手っていうアーティストの仕事もしていて、忙しそう。
大学と専門学校を卒業した後、渉くんが「一緒に住もう」なんて言い出して嬉しくて即OKした。
2人でマンションの一部屋に住んだ。
幸せだった。
でも、１つだけ問題があった。
ここ最近、彼の口から「すき」という言葉が無くなったこと。
告白されてから1年はよく好きって言ってくれたり、彼の方からデートしようなんて言ってきたり、手を繋いだりした。
でもここ最近は、私が好きって言っても
う「俺も。」
という返しばかり。
俺も何？好きって言ってよ。
そんなことを思いながら彼がテレビ見ている時もちょっと寄りかかってみると…
う「暑い、やめて」
と、冷たく言われる。
今冬だよ、暑くはならないでしょ…？
寝る時は一緒に住むようになってからダブルベッド。
最初は向かい合って「おやすみ」って言って寝てたのに今では私が渉くんの方に体を向けても目に映るのは彼の大きな背中だけ。
「おやすみ」
って言っても返事は「ん。」だけで。
きっと呆れてしまったのかな。
そう考えるだけで寝る前は静かに涙を流す日々。
そんな生活に私は辛くて、逃げ出したくて。
ある日、ある人と連絡をとって話を聞いてもらうことにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てるち。(プロフ) - aonaさん» いやすげぇわ… (2019年8月14日 2時) (
レス) id: 65c4e0b590 (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - てるち。さん» 頭回転してたのたまたまWWW (2019年8月14日 1時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
てるち。(プロフ) - え、待ってすごくない？え？もうこんなにお話出したの？え？ (2019年8月13日 23時) (レス) id: 65c4e0b590 (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - てるち。さん» いや早すぎる……W ありがとう！ (2019年8月13日 10時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
てるち。(プロフ) - お気に入りと評価を…ﾎﾟﾁｯ (2019年8月13日 10時) (レス) id: 65c4e0b590 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aona | 作成日時：2019年8月13日 8時
