�� ページ21
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高校の時、クラス中で噂になっていたことを僕は結構前から知っていた。
でも聞かないようにしていた。
ーあいつら、付き合ってるらしいよ。
付き合ってへん。
ーえ？立花の一方的じゃねぇの？
そうじゃなくて僕の一方的な片思い。
ー折原も大変そうだよね〜。
大変やない。好きな子に頼られるの嬉しい。
ーいやまじ千良くん可愛そう。
僕可哀想って思われる行動とってあらへん。
ーうちだったら絶対あんなに我儘言わないわぁ。
Aの我儘ならなんだって聞きたい。
ー振り回されっぱなしだよねえ〜
振り回されてええよ。もっと僕を頼って。
遂にこの噂はAの所にまで来てしまった。
それ以降、沢山避けられた。
辛かった。好きな人が頼ってくれなくなった。
好きな人が僕に笑顔を見せてくれなくなった。
好きな人が僕と話してくれなくなった。
好きな人の隣を歩けなくなった。
どんどん君は離れていく一方で。
ただただ嫌やった。
もっと話したいもん。頼ってや。
好きなんやもん。
僕は諦めたくなかった。
かっこ悪いやん。バッドエンドやん。
せめて…せめて、幼馴染としてだけでええから。
そうしていると、僕の足は勝手に1人で下校をしているAの方に動き、気がつけば行動していた。
Aに色々言うと、
貴｢だって…クラスの噂でっ…立花は折原に我儘言って迷惑かけてるって…折原可哀想って…｣
やっぱそうだよな。
僕は噂を知らないふりをして、反論をした。
それを聞いているAの目からは沢山涙が出ていて。
…好きな人を、守らなあかん。
僕が守らなきゃ。
｢あぁあ…泣かんといて泣かんといて！｣
そう言って涙を拭ってあげた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
｢ご飯出来とるからご飯食べよ？｣
貴｢食欲無い…｣
｢ダメや！薬飲まんと！｣
貴｢うぅ、はい。｣
そう言って、お粥を持って寝室へと戻ってきた。
貴｢ぁっ…｣
どうやらAは熱のせいで手に力が入らず、スプーンも持てずにいた。
…お？これって…
｢食べさせてあげよか？｣
貴｢…(ｺｸﾘ)｣
来たああああああ！
え！こんなに嬉しいことは無いで！
カップルがよくやる｢はい、あーん｣が出来るんや！
うああ、しかも好きな子に？！もう死んでもええ！
｢このくらい食べれそう？｣
そう言って僕はスプーンに1口より少ないくらいのお粥をすくって、Aに聞いた。
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aona(プロフ) - acotattaさん» あああありがとうございます(T_T)ほかの作品も見ていただきありがとうございます！私も書きながらドキドキするときあります笑 これからも何卒よろしくお願いします(T_T) (2019年10月28日 11時) (
レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
acotatta(プロフ) - 初コメ失礼します。元々aonaさんの違う作品を愛読させてもらっていて、この作品があると知って夜見に来たのですが、ほんとに面白いしきゅんきゅんするわで作品全部大好きです...。応援しております！いつもありがとうございます！(；；) (2019年10月28日 11時) (レス) id: e24abb1415 (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - 新嶋 るとさん» るとさん、小説のご拝読ありがとうございます(TT)そうなのですね…！わかりやすくありがとうございます！試してみますね(^^) (2019年3月21日 22時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
新嶋 ると(プロフ) - URLは追加したいページの上部分の地球のマークを押して入れたい作品を選べば入れられるはずです、、！分かりにくかったら調べてみるのが１番です(´`)毎度楽しく小説拝見させていただいてます！ (2019年3月21日 22時) (レス) id: fc882451a9 (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - miraiさん» ありがとうございます！頑張ります(*^^)v (2019年3月21日 14時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aona | 作成日時：2019年3月17日 15時
