青❷❹ ページ24
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望の18歳の誕生日も間近になってきた時、俺は望と遊んでいた
「望はなにがええとかあるん？」
桃「なにが？」
「検査の結果」
桃「それか！流星はいっつも大事なところが抜けてんねん！笑」
「悪い悪い笑 んで、望はなにがええの？」
ここで、"Ωがいい"と言ってくれたら少しは期待できた
なのに、望は…
桃「…βかな」
「え？なんで？」
桃「普通がええやん？αもΩもなんか大変そうやし」
俺の期待とは違った。それでも、この時の俺はなんとなく望はΩになると信じていた。
やって、微かに…めちゃくちゃ微かにしか感じへんかったけど望からは甘いフェロモンの匂いが放たれてる気がしたから
桃「…ほんまはΩがええよ。でも流星に見下されるのは嫌やねん((ﾎﾞｿｯ」
俺は望の微かな甘い匂いに意識を持っていかれすぎて、この時、望がこんなことを呟いてたなんて知らんかった
いや…知らんどころか、望が切なそうな顔で"気づいて"って目線を送ってることも気づけんかった
そして、望の誕生日当日。俺は望の親に自分が迎えに行くと伝えて、車で病院まで行った。
誰よりも先に俺が答えを聞きたかったんや
桃「わざわざありがとう」
「結果はどうやったん？」
桃「…βやで」
車に乗り込んだ望に真っ先に聞いたけど、答えは俺を裏切ってきた
そっか。βか…
俺らは番になれない。あの時の甘い匂いは俺の勘違いでしかなかった。
正直めちゃくちゃ悔しかった
俺は望と結ばれるってそう信じてたから
望が大事そうに抱えてる診断結果の入った封筒。
それに目を向けようが答えは変わらん
もう望のことは諦めるしかないんや
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まかろん(プロフ) - 枸杞さん» コメントありがとうございます！今回は結構グチャグチャな関係性なんですよね…赤と紫と桃の考えてることはよくわかっても、青と緑が…ってところがポイントなのかもしれません！ (7月26日 7時) (
レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
枸杞(プロフ) - 今までとまた違ってどんどん裏切りを受けてるようで、いつもと違うギャップ展開にはわわわ状態です！青ー！何してんねんー！笑 (7月15日 10時) (レス) @page25 id: f902fcddf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月11日 23時
