赤❶❼ ページ17
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神ちゃんたちが入社してからしばらく、うちの部署に新人が配属されることはなかった
久しぶりの新人は流星の幼馴染らしく、親しい仲が増えたことによって一段と明るくなったこの部署
緑「しげ！ちょっとこっち来て！」
小瀧が入って2年くらい経ったある日の午前中
今から仕事やっていうのに、神ちゃんに呼び出された。
どこか嬉しそうな神ちゃんに俺は嫌な予感しかしなかった
緑「実は昨日プロポーズされて…//」
案の定、俺の予感は的中
頬を赤くして報告する姿に俺の心の中は大荒れ
なんで俺やあかんかってん。
なんで流星やねん。
顔とスタイルは勝てなかったとしても、それ以外では俺が勝てるところたくさんあったやろ
流星なんかよりも俺の方が神ちゃんのことよくわかってんのに
誰も何も悪くない。
それはわかってるけど、"流星さえ居なければ" "あの日告白してたら"
色んな感情が俺の中で渦巻きのようにグルグルと巡って
「なんでわざわざ俺に言うん？」
神ちゃんに対して強く当たってしまった
言った言葉は取り消すことなんてできへん
曇る神ちゃんの顔に"やってしまった"そう思ってももう遅い
緑「しげは俺の大切な幼馴染やから…」
「幼馴染ね。それだけ？」
緑「ちゃうやん。しげは俺にとって親友でもあって、ただの幼馴染やなくて…」
言葉を詰まらせて悩む神ちゃんに、"もっと頭の中が俺で埋まればええのに"、なんて思う自分もいた
でも俺やって好きな人の苦しむ顔が見たいわけちゃうねん
神ちゃんには笑顔が一番似合うなんて誰よりも知ってる
「…冗談やで」
緑「え？」
「冗談に決まってるやん笑 なに焦ってんねん笑」
緑「……あほ((ﾎﾞｿｯ」
「あ、ごめん…怒った……？」
緑「もう！本気で困ったやんか！！笑」
「ははっ笑 ごめんって笑」
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まかろん(プロフ) - 枸杞さん» コメントありがとうございます！今回は結構グチャグチャな関係性なんですよね…赤と紫と桃の考えてることはよくわかっても、青と緑が…ってところがポイントなのかもしれません！ (7月26日 7時) (
レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
枸杞(プロフ) - 今までとまた違ってどんどん裏切りを受けてるようで、いつもと違うギャップ展開にはわわわ状態です！青ー！何してんねんー！笑 (7月15日 10時) (レス) @page25 id: f902fcddf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月11日 23時
