検索窓
今日:71 hit、昨日:35 hit、合計:86,518 hit

赤❶❻ ページ16




「昼休憩の時間なくなるから行くわ」

緑「あ、ごめん!呼び止めてもうて…」

「いや、別にええねん。流星、よろしくな」

青「え?あ、はい!とものことは任せてください!」

「…おう」


この時もそうやった。


"お幸せに"


なんて優しい言葉はかけんかった


俺は宣戦布告の意味で"よろしく"と伝えたけど、流星は"神ちゃんのこと"って捉えたらしい


でも、この日がきっかけとなり、神ちゃんとはまた連絡を頻繁に取るようになった


いつか奪ってやるって俺の嫉妬心やな


流星とも仲良くなって、3人で遊ぶことやってあった


それでも、その度に俺は苦しんで、嫉妬して…


"とも"


そのあだ名やって、ほんまは俺が呼びたかった


"神ちゃん"なんて周りの奴らと同じ呼び方なんてしたくないねん


それでも恥ずかしさから俺は呼ぶことができんくて


そんな呼び名を流星が当然のように呼んでることに余計にムカムカして


"いつか絶対に奪ってやる"


そう思ってたのに…


緑「神山智洋です!よろしくお願いします!」

青「藤井流星です。お願いします!」


偶然やけど、神ちゃんが俺と同じ会社に就職することになった。それも、同じ部署。


流星がいるんは納得いかんかったけど…


それでもまだ2年目の俺が、幼馴染なんやったらって部長でもある淳太…


あ、この部署仲良すぎて呼び方とか敬語とか気にしてへんねん笑 その方がやりやすいやろって淳太の優しさやで。


それに、全員礼儀はちゃんとしてるからこその緩さやねん。外ではきっちりしてるし、オンとオフの切り替えはちゃんとしてる


…えっと、話を戻すな?


淳太の優しさで神ちゃんの指導係につかせてもらえて、2人の時間が増えた俺は幸せやった


これで奪えるチャンスが増えたと思ってた


でもそんなに人生は甘くない

赤❶❼→←赤❶❺



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (127 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
422人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まかろん(プロフ) - 枸杞さん» コメントありがとうございます!今回は結構グチャグチャな関係性なんですよね…赤と紫と桃の考えてることはよくわかっても、青と緑が…ってところがポイントなのかもしれません! (7月26日 7時) (レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
枸杞(プロフ) - 今までとまた違ってどんどん裏切りを受けてるようで、いつもと違うギャップ展開にはわわわ状態です!青ー!何してんねんー!笑 (7月15日 10時) (レス) @page25 id: f902fcddf7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まかろん | 作成日時:2023年7月11日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。