運命の番 青×桃 / 赤×緑

赤❶❺ ページ15

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驚きすぎてすぐに電話をかけて事情を聞いたけど


"もっとええところ見つけた"


その一点張りで、どんなに説得しようとしても意思が変わることは無さそうやった


それから数ヶ月後、神ちゃんはほんまにちゃう大学を受けて進学


ずっと一緒やった時間が嘘のように2人の時間は減った


そして社会人1年目の冬頃。外でランチをしようと会社を出て歩いていたら目の前から歩いてくる見覚えのある姿。


緑「しげ！」

「神ちゃん…」


最後に会った日から全然変わらん神ちゃんやった


でも変わったことも。それは…


『知り合い？』

緑「俺の幼馴染！…って言っていいのかな？笑」

『なんで疑問系なん？笑』

緑「いや、流星たちほど長くないねん笑 小学生の時から一緒なんよ！しげの方が一個上なんやけどね笑」


神ちゃんの隣には、バリ整った顔立ちしてるスタイル抜群のイケメンがおった


"流星"


その名前に聞き覚えがある。高校の時に出来た友達やんな。


でも、ただの友達やないなんてことすぐに気づいた


やって、神ちゃんは流星って男に寄り添うようにして男の腕に自分の腕を絡めてんねんから


「彼氏…？」

緑「え？あ、ああ！そうやねん！紹介してなかったな笑」

青「初めまして。藤井流星って言います。高校の頃から同じクラスで、それで」

緑「ふふっ笑 同じ大学やから一緒にいる時間多くなって、お互い…な？//」

青「自分で言うて照れるんや笑」

緑「もう！しゃあないやろ？//」


なんで俺はイチャイチャを見せつけられてるんやろうか


しかも、好きな人の。


自分から聞くだけでも辛かったんにこんなに堂々と見せられたらもっと苦しいやん


「同じ大学ね…((ﾎﾞｿｯ」


ずっと俺らは両思いやと思ってたけど、それはいつから俺の思い込みにしかすぎなかったん？


最初から？それとも最近？？


でも一つ言えることは、神ちゃんが大学受験の時には既に俺は間違ってたってことよな


だって俺と同じ大学やなくて、その男と同じ大学を選んでんから

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