赤❶❶ ページ11
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どんなに神ちゃんに嫌がられたとしても、俺は諦めへんから
そんな強い意志をスマホにぶつけていたら
桃「しげ？」
遠慮がちに声をかけてきた小瀧
俺の様子を見て泣いていたことを察したのか来た道を戻ろうとする
そんな小瀧を俺は呼び止めて2人でこの綺麗な花たちを眺める
「綺麗やな」
桃「うん」
俺に気遣っていつもお喋りな口を大人しくさせている小瀧に申し訳なく思う
年下に気遣わせて情けないな…
そう思うと同時に、小瀧になら話してもええかも
そんなことを思ったりして、小瀧の方に顔を向けると
桃「……」
ジーッと景色を眺める小瀧の瞳はどこか潤んでいるように見えた
なんかあったんか？
聞きたかったけど、聞いちゃいけない気がした
その代わりに…
「なぁ、俺の話聞いてくれる？」
桃「え？」
「俺さ、ずっと神ちゃんのことが好きやってん。なのに流星に取られてほんま悔しくて…」
俺は初めて神ちゃんが好きなことを誰かに打ち明けた
そして、流星に神ちゃんが取られるきっかけになった出来事のことも。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
小学生の時に出会った俺らは小・中・高と同じ学校に通っていた
俺の方が1学年上やけど、いつも一緒で
部活がある日には終わるのが遅い方に合わせて一緒に帰ったり
朝練があるときやって、開始時刻が早い方に合わせてわざわざ早く行ったり
少しでも一緒に過ごす時間を長くしたかったんや
そんな俺と同じやったんか神ちゃんも文句なんて一回も言わずに登下校を一緒にしてくれてた
だからかな。俺は確証はないけど、勝手に両思いやと思い込んでた。
神ちゃんが高校生になって同じクラスに友達ができたって教えてくれた
緑「流星っていうんやけどめっちゃイケメンやねん！！顔がタイプ！」
「…え！タイプ！？」
緑「おん！目の保養よな！！」
「それって…す、好きってこと？」
緑「もう！何言うてるん？笑 友達としては好きやけど、それ以上ではないって笑」
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まかろん(プロフ) - 枸杞さん» コメントありがとうございます！今回は結構グチャグチャな関係性なんですよね…赤と紫と桃の考えてることはよくわかっても、青と緑が…ってところがポイントなのかもしれません！ (7月26日 7時) (
レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
枸杞(プロフ) - 今までとまた違ってどんどん裏切りを受けてるようで、いつもと違うギャップ展開にはわわわ状態です！青ー！何してんねんー！笑 (7月15日 10時) (レス) @page25 id: f902fcddf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月11日 23時
