帝王 604 イラスト ページ5
澤村「悪いA！」
『大丈夫ッスよ』
アナウンスの聴き逃し、そして似たような駅名による降車駅の間違いを起こした澤村
しかも1人なら良かったものの、違うと分かっていた後輩を引っ張ってきてしまった
澤村「本当に申し訳ない…」
『そんな気ィ落とさないでください』
澤村「…はぁ」
そんな優しくフォローされると余計に申し訳なく思う
先に行ってしまった仲間達は電車の中で「大地さーん！」「Aー！」「戻ってこーい！」と窓ガラスを叩いていた
まぁ彼らは降りる予定だった駅で待っていてくれてるだろう
それにしても初っ端からやらかした
主将だと言うのに
『いいじゃないですか、ちょっとした観光的な』
澤村「にしては寂しすぎるな」
『ふふっ』
ここは地下鉄なので観光と言うには味気ない
コンクリートに囲まれた殺風景はどことなく冷たさを感じさせる
しかし隣に立つ彼の笑みは暖かかった
澤村は、Aと本当の意味で2人きりになることは滅多に無いので、何だか少しだけソワソワしてしまう
澤村「(いつもは周りに誰かしらいるもんな…)」
この生まれつきカリスマ性のある男に寄り付かない者はいない
先程のようにイレギュラーな事が起こらない限り、2人きりになることは困難だろう
だから、不幸中の幸い？地獄に仏？
何にせよ彼を好む者からすればラッキーに違いない
澤村「(コイツ、本当化け物みたいに顔整ってんだな…)」
近距離で見る機会も滅多に無いので、ついまじまじと見つめてしまう
…うん、確かに皆が「カッコイイ」「イケメン」「美しい」と口を揃えて騒ぐのが頷ける
色白で荒れを知らない陶器の肌
伏せられた長いまつ毛
熟れた果実のような小さい唇
全てにおいてパーフェクト
『大地さん』
澤村「お、おぉ何だ？」
パチリ、と突然かち合った視線に少し焦る
見すぎてしまったか？
内心動揺する澤村に「パーフェクト」と言われた青年が静かに口を開く
『なんか、また見られてるんで隠れていいですか』
澤村「…は？」
きゅ、と弱めに掴まれたジャージの裾
彼の背後を見れば携帯片手に何やら騒ぐ女子がいた
…なるほど
澤村「イケメンも大変だな」
『？』
やっぱり、後輩って可愛い←
「化け物級の美形」
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青めがね エレン(プロフ) - 一輝さん» ありがとうございます！そのお言葉で更新頑張らなきゃ…！と燃え上がることができました！！！これからもよろしくお願い致します！！！ (2021年1月31日 21時) (
レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - 菜の花のからしあえさん» コメントありがとうございます！3周！嬉しすぎる…続編もでましたのでこれからもよろしくお願い致します！！！！ちゅきぴ！！！！！！ (2021年1月31日 21時) (レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
一輝 - 毎回楽しみに読んでいます更新楽しみにしています頑張って下さい (2021年1月22日 20時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
菜の花のからしあえ(プロフ) - お久しぶりです！毎回更新楽しみです！！エレンさんの作品全てが面白くて、この作品はもう3周ほど読みました笑 これからも頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - りゅ。さん» コメントありがとうございます！何周もしてくれたんですか！嬉しすぎてとりあえずスキップしてます。夜だけど← 白鳥沢の絡み、番外編として書きたいと思います！絶対面白くなりそう。良い案ありがとうございます！(何様←)これからもどうぞ宜しくお願い致します！！！ (2021年1月2日 23時) (レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青めがね エレン
| 作成日時：2020年9月11日 8時
