帝王 626 ページ35
烏養「いつもより高くな！」
烏野「「ウェーッス！」」
公式ウォームアップを始めた烏野高校
いつもの様に声を出しても響かないので、その都度この会場の広さを思い知らされた
つい数刻前に「シューズがない…！」と大騒ぎだった日向はボール拾いに徹していて、今か今かとその帰りを待ちわびている
烏養「…思ったより厄介そうだな」
武田「、ですね」
両校の選手たちが対人パスやスパイク練習をしている間、ベンチ付近に立つ指導者2人は上を見上げていた
上、そう天井
バレーボールは常に上を向く競技
なのでボールと照明が重なれば見えなくなるし、その距離感も天井が高過ぎるので分からなくなる
烏養「予選やった仙台市体育館は国際試合もやる結構デカい会場だったし、ある程度アイツらも耐性は着いてるだろうが…」
武田「初めての全国、初めての東京体育館、更には向こうよりも大きい会場ですしね」
烏養「距離感掴めるまで多少の時間はかかる事、覚悟しとかねぇとな」
全国大会が行われる会場、東京体育館の様子は 烏養の大学の先輩である東根 和也に聞いていた
彼は山形の錦山高校で監督をやっている
そんな東根に、Aがイタリア・影山がユース合宿・日向が擬似ユース合宿を行っている期間に、烏養は態々山形まで赴き聞き込みに行っていたのだ
情報というのは本当に大事
現に、外的要因によって左右されている選手を見れば一目瞭然だった
日向「まぶし…、ア゛ッ(ボッ」
木下「オェーイ丁寧にー！」
日向「ア゛イッ」
烏養「…」
まさに思う壷、対人パスでは日向が木下からのパスをオーバーで返せず零れた
しかし、これはまだ序の口
試合が始まれば、飛び交うボールに翻弄され多少なりともミスは連発するだろう
澤村「次スパイクー！」
烏野「「オェースッ」」
烏養「A」
『？はい』
対人パスからスパイク練習に移った烏野選手たち
烏養はその中から、仲間と共に移動していた黒髪の長身美男子の名を呼び止めると手招きした
『なんスか』
烏養「お前、この会場慣れてるよな」
『まぁ…はい』
主語もなく突然の問い掛けに「？」を浮かべながらも肯定するA
彼は中学から全国の舞台に立っている
だからこの東京体育館は、言ってしまえばホームコートのようなもの
烏養「お前が初戦を勝ち進めるための“鍵”だからな」
試合開始の合図は、刻一刻と近付いている。
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青めがね エレン(プロフ) - 一輝さん» ありがとうございます！そのお言葉で更新頑張らなきゃ…！と燃え上がることができました！！！これからもよろしくお願い致します！！！ (2021年1月31日 21時) (
レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - 菜の花のからしあえさん» コメントありがとうございます！3周！嬉しすぎる…続編もでましたのでこれからもよろしくお願い致します！！！！ちゅきぴ！！！！！！ (2021年1月31日 21時) (レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
一輝 - 毎回楽しみに読んでいます更新楽しみにしています頑張って下さい (2021年1月22日 20時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
菜の花のからしあえ(プロフ) - お久しぶりです！毎回更新楽しみです！！エレンさんの作品全てが面白くて、この作品はもう3周ほど読みました笑 これからも頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - りゅ。さん» コメントありがとうございます！何周もしてくれたんですか！嬉しすぎてとりあえずスキップしてます。夜だけど← 白鳥沢の絡み、番外編として書きたいと思います！絶対面白くなりそう。良い案ありがとうございます！(何様←)これからもどうぞ宜しくお願い致します！！！ (2021年1月2日 23時) (レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青めがね エレン
| 作成日時：2020年9月11日 8時
