帝王 622 ページ31
西谷「ナイッサー！」
澤村「アウト！」
無事に体育館に辿り着いた烏野一行
彼らは今日、第1試合・第2試合、そして第3試合に初戦を迎える
選手達の様子は若干空回る感じはあるが、昨日の練習中のような不安感は見受けられなかった
空気、戦意、心持ち、どれも良好と言える
烏養「…あぁ、わかった。サンキュな」
武田「どうしました？」
烏養「東京体育館にいる嶋田からだ」
嶋田と電話していた烏養がため息をついたのでどうしたのか聞く
するとどうやら試合の進行が思った以上に早いらしい
烏養「初戦はどれだけちゃんとアップ出来るかが超重要だ、もう少し身体を動かしたかったがなぁ…」
武田「東京体育館からここまではバスで10分ほどでしたね」
烏養「よーし、そろそろ行くぞ！」
烏野「「ハイ！」」
烏養の声で練習を切り上げる選手たち
行きも帰りも予定では電車だった
しかし行きで既に運行休止だったので、帰りもバスでの移動に変更した
これも武田の臨機応変の賜物だ
田中「バス来るまで何分？」
縁下「4分」
田中「便所〜」
日向「俺も行きます！」
『オレは水買ってくる』
縁下「はいよ」
・
澤村「全員いるな？」
縁下「2年います」
山口「1年も大丈夫ですっ」
バスに乗り遅れるフラグはへし折った様で、トイレに行っていた田中と日向の2名もしっかり乗車した
ここから会場には約10分で着く
そして到着し 荷物を置いたら直ぐに移動して、前の試合と入れ替わりでコートでのアップが始まる
『…』
窓際に座り、移り変わる景色をボー…と眺める黒髪の美青年
凪のように穏やかな様は儚さを感じさせた
濡れ羽色の黒髪
初雪の白肌
燃え滾る焔を宿した紅眼
浮世離れした「美」を纏った彼は、走るように流れる景色から 呆れる程騒がしい仲間達に目を向けた
日向「楽しみだな影山！」
影山「お前、緊張してゲロ吐くなよ」
日向「やっやめろよ！」
田中「思い出しゲロ…」
西谷「龍！男なら細けぇこと気にすんな！」
澤村「おいお前らうるさいぞ！」
『…ふふっ』
本当に煩くて、騒がしくて、収集のつかない連中
しかし、誰がなんと言おうと 彼らが仲間で良かったと心の底から言える
烏野の皆を誇りに思える
黒髪の美青年はその薄紅色の小さな唇を柔らかく緩めた。
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青めがね エレン(プロフ) - 一輝さん» ありがとうございます！そのお言葉で更新頑張らなきゃ…！と燃え上がることができました！！！これからもよろしくお願い致します！！！ (2021年1月31日 21時) (
レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - 菜の花のからしあえさん» コメントありがとうございます！3周！嬉しすぎる…続編もでましたのでこれからもよろしくお願い致します！！！！ちゅきぴ！！！！！！ (2021年1月31日 21時) (レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
一輝 - 毎回楽しみに読んでいます更新楽しみにしています頑張って下さい (2021年1月22日 20時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
菜の花のからしあえ(プロフ) - お久しぶりです！毎回更新楽しみです！！エレンさんの作品全てが面白くて、この作品はもう3周ほど読みました笑 これからも頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - りゅ。さん» コメントありがとうございます！何周もしてくれたんですか！嬉しすぎてとりあえずスキップしてます。夜だけど← 白鳥沢の絡み、番外編として書きたいと思います！絶対面白くなりそう。良い案ありがとうございます！(何様←)これからもどうぞ宜しくお願い致します！！！ (2021年1月2日 23時) (レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青めがね エレン
| 作成日時：2020年9月11日 8時
