帝王 番外編５ ページ35
赤葦「え…あのマネージャーさん結婚してるの？」
『おう、オレの同期と』
赤葦「俺のプレゼント選び手伝って貰ってただけ？」
『うん』
赤葦「俺の…勘違い？」
『そう』
肩からストンと重荷が降りる感じ
それと同時に、はあぁ…と大きなため息をつき頭を抱える
彼から今日の事を全部話してもらったが、疑って焦って勝手に早とちりしてたのは自分だった
申し訳なさから顔があげられない
赤葦「…ごめん」
『オレいつも京治の事しか考えてないのに』
赤葦「っゴメンってば！///」
Aは結構甘々だ
昔からモテるから慣れてるだろうに、こうした甘い言葉を吐く相手はもう自分だけだと思うとニヤニヤが止まらない
…にしても今は放って置いてほしい
赤葦「あぁもう…本当にごめんね」
『別にいいって』
勘違いさせたオレも悪いし、そう言って膝を抱えて顔を埋める赤葦の頭を柔く撫でる
その触れ方がたまらなく好きで胸がキュッとなった
何年経っても、まるで恋をしているようなこの高鳴り
幸せだな…このまま永遠に貴方の隣にいたい
『京治』
初めてその名で呼ばれた夏合宿が懐かしい
ギシッとソファが音を鳴らし1人分の体重が無くなった
Aが目の前に来た気がしてそっと顔を上げる
赤葦「……え、」
『赤葦京治さん
オレと、結婚して下さい』
赤葦「〜〜ッ、！？///」
膝まづいて指輪の箱を開ける恋人
控えめに輝くリングは永遠の愛の象徴で
あぁ…うそ、…
感極まった赤葦は両手で口元を隠した
『オレ、この先海外行ったり試合続いたりで、お前と一緒にいれる時間は少なくなるかもしれない』
『…それでも絶対に幸せにするから』
『君の人生を全部オレに下さい』
その言葉にポロポロと涙が溢れてくる
同じ気持ちだった
永遠に隣にいたいという願いは一緒だったのだ
赤葦「こんな俺を貰ってくれるの？」
『京治だから貰いたいの』
赤葦「俺結構めんどくさいよ？」
『それは知ってるし、オレもめんどくさい奴でしょ』
赤葦「しわくちゃになっても愛してくれる？」
『くたばっても天国で愛する自信あります』
『結婚しよ、京治』
赤葦「〜っはい…！」
24回目の誕生日
彼がくれたのは永遠の愛を誓う証(指輪)
それから、家族になったという「帝人」の苗字だった
『愛してるよ』
赤葦「俺も」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 568人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青めがね エレン(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに直しました！ (2020年9月1日 19時) (
レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - テストの結果の右と左逆ではないでしょうか？ (2020年8月29日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - ゆうさん» 不覚でした…！もっと絡ませたいと思います…！！！ (2018年8月2日 2時) (レス) id: f25462aad7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 及川さんが最近出ていない、、、だと？！ (2018年8月1日 23時) (レス) id: ab32ce7f46 (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン - いつきさん» 剣道仲間同士、よろしくお願いしますっ!『剣道仲間出来て良かったな。』うんっ!今なら某触手アニメの先生に勝てそう!!← (2016年2月21日 19時) (レス) id: 4cf2475332 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青めがね エレン
| 作成日時：2015年11月22日 16時
