帝王 123 ページ3
『疲れた…』
縁下「今回の英語、ちょっと点数悪いかも」
『てか昼飯の後のリーディングは寝るって』
午後のテストもようやく終わった
今日の試験はこれで終了、テスト期間なので部活は休みである
でないと勉強を疎かにする奴らが現れるから
学生の本分はまず勉学、机にかじりついて来いと烏養に尻を叩かれたのだ(主に単細胞組と変人コンビ)
田中「おーい縁下とAー！」
縁下「はーい」
『なに？』
田中「他の2年は図書室で勉強してくけどお前らはどうするー？」
すると噂にしていた単細胞組の1人、田中が前の扉から顔を見せた
どうやらこの後また勉強会を開く様子
東京遠征へ行くために本気で頑張っているようだ
熱心なのは良いこと、それに周りは感化される
縁下「わかったー俺達も行くよ」
田中「おう！じゃあ先行ってるわ！」
リュックは持っていたのでこのまま図書室に直行するのだろう
テスト期間あそこは良く混むので、先に行って席を取ってくれるはずだ
縁下とAも向かおうと荷物を片し始める
女子1「あ、あの…帝人先輩っていらっしゃいますか？」
同クラ男1「A？窓際のとこいるよ」
同クラ男2「おーいA！お客さん！」
『…オレ？』
今度は可愛らしい女子生徒の登場
上履きの色から1年生だろう、その子はどうやら黒髪の美青年をお呼びらしい
しかし本人は若干面倒くさそうな顔をしている
『…なんかよう？』
女子1「お時間…ありますか？///」
縁下「沢山あるよー」
『おい縁下』
鞄を持って近付くと時間はあるかと問われる
その質問に何故お前が答えるのだ、縁下
すると「こ、校舎裏に来てくださいっ///」と言って走り去っていった女子生徒
『…は？』
縁下「意外と可愛かったじゃん」
『お前さ…』
他人事だから呑気にそんな事を言えるのだ
これはもしかしなくても「告白」
まぁAが告白されるなんてよくある話
最近は比較的落ち着いてきたほうだったのだが、こうして部活がない日は押し寄せて来る時がある
縁下「部活優先、て断ってきたから減った方だけどやっぱり来るね」
『断るの辛いから来ないで欲しい』
縁下「お優しいこった」
そう、「部活を優先したいから」と云うちゃんとした理由で断ってきたので告白してくる者は減少していた
なのに来るとはさほどの自信家か馬鹿か
何方にせよ、先程の女子も断られる運命だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 568人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青めがね エレン(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに直しました！ (2020年9月1日 19時) (
レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - テストの結果の右と左逆ではないでしょうか？ (2020年8月29日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - ゆうさん» 不覚でした…！もっと絡ませたいと思います…！！！ (2018年8月2日 2時) (レス) id: f25462aad7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 及川さんが最近出ていない、、、だと？！ (2018年8月1日 23時) (レス) id: ab32ce7f46 (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン - いつきさん» 剣道仲間同士、よろしくお願いしますっ!『剣道仲間出来て良かったな。』うんっ!今なら某触手アニメの先生に勝てそう!!← (2016年2月21日 19時) (レス) id: 4cf2475332 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青めがね エレン
| 作成日時：2015年11月22日 16時
