帝王 131 ページ11
縁下「はぁっ…はぁ、」
また負けた、またペナルティだ
日向・影山の神業速攻を武器に戦う変人コンビ
圧倒的な実力と存在感のある、チームの支柱のA
このレギュラー3人がいない烏野は今日1日、ずっと連敗記録を更新している
負け越す度にペナルティでフライング1周をするのだが、これが何度目なのか忘れた
縁下「っ、(あぁ…早く来てくれ)」
「(ギギイィィッ)」
縁下「！」
突如体育館に響きわたる、扉を開ける重たい開閉音
皆の視線が一斉にそこへ集まる
日向・影山「「っ遅れました！」」
息を切らして現れた赤点補習組
そして、
『遅れました』
縁下「っA！」
1年の後ろから登場した恐ろしいくらいに美しい男
その3人が揃った瞬間、烏たちが一斉に飛び去って行った
彼が現れた事で縁下含む烏野、そしてそれを見ていた他の高校も一瞬にして活気づく
研磨「Aと翔陽来たね」
黒尾「主役は遅れて登場か？腹立つ〜」
研磨「ホントはめちゃくちゃ嬉しいくせに」
木兎「！Aだ！やっぱまた会えたなあかーし！」
赤葦「そうですね」
木兎「あ、あかーしが笑っている！」
赤葦「…失礼ですね、俺だって笑いますよ」
武田「Aくんが来ると体育館が一気に明るくなりますね」
烏養「生まれながらのリーダー気質だからな」
仲間たちにようやく合流でき、薄らと笑っている黒髪の美しい青年
囲まれている彼は嬉しそうに見えた
そんな様子を眺めていた烏養に後ろから誰かが名前を呼ぶ
優一「烏養、久しぶり」
烏養「！先生じゃねぇか！どうしてこんな所に？」
優一「あの子をここまで送ってきたんだよ」
そこには片手を上げて立っている優一
彼の言っていた知り合い、と言うのは烏養の事だったのだ
なぜ2人が知り合いなのか、と言うと、烏養の祖父である一繋のかかりつけ医が優一
歳も近いので、一繋が入院した際にはよく話をする仲なのである
武田「貴方は…」
優一「武田先生初めまして、
私帝人 Aの父親の帝人 優一といいます」
武田「Aくんの！」
丁寧に腰をおって挨拶するハンサムな男性
この人があの、黄金比率の顔立ちとスラリとした高身長を持つAの父なのは凄く納得がいく
それにしても美形親子過ぎやしないか、
目の前で微笑む蒼い宝石に武田は圧巻させられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 568人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青めがね エレン(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに直しました！ (2020年9月1日 19時) (
レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - テストの結果の右と左逆ではないでしょうか？ (2020年8月29日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - ゆうさん» 不覚でした…！もっと絡ませたいと思います…！！！ (2018年8月2日 2時) (レス) id: f25462aad7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 及川さんが最近出ていない、、、だと？！ (2018年8月1日 23時) (レス) id: ab32ce7f46 (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン - いつきさん» 剣道仲間同士、よろしくお願いしますっ!『剣道仲間出来て良かったな。』うんっ!今なら某触手アニメの先生に勝てそう!!← (2016年2月21日 19時) (レス) id: 4cf2475332 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青めがね エレン
| 作成日時：2015年11月22日 16時
