帝王 121 ページ1
『はい谷地さん』
谷地「あ、ありがとうございます！」
ふわっと駅前で谷地を降ろす
女子高生一人お姫様抱っこして走っても尚、息切れすることも汗をかくこともないA
もう流石としか言いようがない
そんな彼に頭を下げお礼をすると、母が向かったであろう駅の中へと走っていった
日向「…」
『ん？』
日向「な、なんでないですっ」
この先は彼女自身で戦わないといけない
残った二人、日向は谷地を見届ける美青年を見上げた
…言えるわけがない
谷地に「ズルい」と嫉妬してモヤモヤしてる事なんか
かっこ悪いし気持ち悪いと思われる
日向「…、」
『日向』
日向「！」
ポンッと乗せられた左手、柔く撫でられた
驚いて俯いていた視線をあげる
『…ほら、行くぞ』
日向「！はいっ」
撫でるだけ、
大丈夫？と心配する事も言わない
ただ、彼に出された手を迷わず握り返した。
・
日向「よっしゃマネージャー２人！
強豪みたいっすねっAさん！」
『そうだな』
自分の意思で、自分の口でマネージャーになる事を伝えた谷地は一皮むけたように見えた
ただ改札口で叫ぶのは如何なものか、
階段の上にまでその大声が届いていたぞ谷地よ。
誰よりもマネージャーになった事を喜ぶ日向は、彼女の手を握り激しめに上下に振っている
だから、女の子は大切に扱えってば…
まぁ谷地本人も嬉しそうだから今はいいか
『んじゃオレ帰るから』
日向「はい！ありがとうございました！」
谷地「あ、ちょっとだけいいですか？」
元々ランニングしてただけ、
後は日向に任せて自分は立ち去ろうした
すると谷地が声をかけて止める
谷地「あの、帝人先輩と日向に…あと影山君の３人にお願いがあるんですけど…」
日向・帝人「『なに？』」
谷地「えっと、ーーーー」
・
『じゃあ気をつけて』
二人「「ありがとうございました！」」
階段を駆け上がっていくその背中に後輩2人が礼を伝える
今度こそお別れだ
日向に谷地をちゃんと家まで送るよう言って帰っていっておいたので、帰りは安全だろう
「(ピロンッ)」
『ん？』
するとポケットに入れてある携帯が軽快な音をたてる
［岩ちゃんとAの家なう！
早く帰ってきて〜］
『…ぶっとばす』
またも勝手に家に上がっている幼馴染たち
早く帰らねばと足を速めた。
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青めがね エレン(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに直しました！ (2020年9月1日 19時) (
レス) id: 1d378f5d2b (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - テストの結果の右と左逆ではないでしょうか？ (2020年8月29日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン(プロフ) - ゆうさん» 不覚でした…！もっと絡ませたいと思います…！！！ (2018年8月2日 2時) (レス) id: f25462aad7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 及川さんが最近出ていない、、、だと？！ (2018年8月1日 23時) (レス) id: ab32ce7f46 (このIDを非表示/違反報告)
青めがね エレン - いつきさん» 剣道仲間同士、よろしくお願いしますっ!『剣道仲間出来て良かったな。』うんっ!今なら某触手アニメの先生に勝てそう!!← (2016年2月21日 19時) (レス) id: 4cf2475332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青めがね エレン
| 作成日時：2015年11月22日 16時
