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3-7 ページ27

ウィリアムは私の体を自分の方へと引き寄せ顔を近づけた

「っ…!」

「ふふ、顔真っ赤だよ、A。」

「いつこんなこと覚えたのさ…」

「何もかもAが初めてだよ。」

初めて…その言葉は私もウィリアムも嬉しい言葉だと思う
2人でやる任務も昔は初めての共同作業って言ってはしゃいでたっけ…




「…A。君は私が大切かい?」

「なに当たり前のこと言ってんの?」

「私がどんなに醜くてもそばにいてくれるのは君だけだ。」

「………」

「もし…いつか私が君の敵になったとしたらどうする?他の大切な仲間や国民を裏切ることになったとして…君はどうする?」







「…正直わからない。」

「………」

「だって私にとっての大切な仲間…いや人は、ウィリアムだけだから…例え金色の夜明けの団員や国民を裏切ったとしても…それでも…私はウィリアムについていくよ。」

「…!」







だってウィリアムだけだった
私を認めてくれて信じてくれたのは


だから…敵になることになっても、私が命を落としても…

私はあなたについていくと決めたから


「…ふふ、そうだね。君はそういう人だったね。」

さっきまで少し暗い顔をしていたが、いつものウィリアムに戻った





「A。これからも傍に…」



その言葉を遮るようにして私はウィリアムへ抱きついた

「…!!」

「もー!当たり前のこと言わないでって何回言えばいいの〜?」

「ふふ、そうだったね。」

ウィリアムは私の後頭部と腰に手を置き、私はウィリアムの胸に手を置いた




「おやすみ、A。」

「おやすみ、ウィリアム。」









──────────




「皮肉なものだね…人間は…」

「巻き込んでしまってすまない、同胞よ。」





「そして大切な友人を傷つけてしまうかもしれない私は君に顔向け出来ない。」

「A、君にはいつか来たる時に…─────────」

第4章【戦功叙勲式】→←3-6



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青い目の宝石さん(プロフ) - アメリアさん» コメありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!これからも精進していきますのでよろしくお願いします〜(*'ω') (2020年12月10日 7時) (レス) id: c88fb3b6cd (このIDを非表示/違反報告)
アメリア(プロフ) - めっちゃ楽しい物語ですね!!物語の進むテンポがとても見やすくて、、! 更新頑張って下さい!次の話を楽しみにしてます!! (2020年12月10日 7時) (レス) id: 2b297179dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青い目の宝石さん | 作成日時:2020年12月4日 19時

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