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「もう少しで夕食だよ。行こうか。」
「はーい!」
とりあえず夕食までは時間があったので書類を片付けていた私とウィリアムは部屋に鍵をかけて食堂へと向かった
食堂へ行く途中で副団長のランギルス君に会った
「あれ、ランギルス君だ〜。」
「団長…と、Aさん…」
「ん、なぜ私はついでなの」
クスクスと隣で笑うウィリアム
なぜだ…解せぬ…
「ランギルスも一緒に行こうか。」
「はい。」
「なぜ私の質問に答えないのー!こいつー!」
髪をわしゃわしゃっといじってやるとやめてください!と顔を真っ赤にする
これが面白くていつもやっちゃうんだよなぁ
「Aさんやめてくださいよっ!」
「やっぱランギルス君はからかいやすくて面白いわぁ〜!ね、ウィリアム!」
「こら、あんまランギルスをいじらないであげなさい。」
軽く頭を叩かれた…痛い…
「ほら、早く食堂行くよ。」
「はーい…」
「…」
ランギルス君…ごめんって…そんな睨まないでよ…
背中に穴が空いてしまうよ…
────────────
「ヴァンジャンス団長…笑わないでください。」
「ふふ… ” 私の ” Aがごめんね。」
「まだ団長のではないでしょう?…負けませんよ。」
「2人とも何してんのー?早く行こー!」
「(ずっと隣にいると約束したんだから傍に居てくれないと困るよ…?)」
「(団長には遅れをとっているかもしれないが負けない。いつかは僕の…)」
─────────────
食堂へ着くとランギルス君が扉を開けてくれた
私とウィリアムが入ると何か違和感を感じた
なんだろう…空気が重い
「なんだか空気が重いね。」
「…なぜでしょうか。」
「…」
「A?」
座っていたクラウス君は私に気付いてすぐに目の前まで来た
「Aさん…あの、先程は…申し訳ありませんでした…」
土下座をしそうな勢いで謝られた
待って、ここで謝られるのもそうだけどこれまたウィリアムに私が怒られるやつじゃん←
「…またなにかしたのかい、A。」
そのニコッとしながらこちらを見るのやめていただけますかウィリアム様…;;
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青い目の宝石さん(プロフ) - アメリアさん» コメありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!これからも精進していきますのでよろしくお願いします〜(*'ω') (2020年12月10日 7時) (レス) id: c88fb3b6cd (このIDを非表示/違反報告)
アメリア(プロフ) - めっちゃ楽しい物語ですね!!物語の進むテンポがとても見やすくて、、! 更新頑張って下さい!次の話を楽しみにしてます!! (2020年12月10日 7時) (レス) id: 2b297179dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青い目の宝石さん | 作成日時:2020年12月4日 19時