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ウィリアムside
試験が始まる前に集まるって話をしていたはずなのにAは来なかった
きっとまた試験会場へ潜っているのだろう
試験会場へ出向くと一人の男の横で楽しそうに会話をしていた
…………
私は欲深くなったのかもしれないね
「A、戻っておいで。」
彼女は嬉しそうにこちらに気付きその場から自身の魔法で目の前まできた
「ごめんね、さっき持たせたままにしてたね。」
「こら、ローブを着ないで遊びに行っちゃダメだろう。」
ベシッと頭を軽く叩くと彼女はその場に蹲った
「いたぁぁぁいい…；；；」
「ハッハッハ！A叩かれてやんのー。」
「む…団員に叱られてたヤミさんには言われたくないねー！！」
「ふっ…そんなんされんなら俺の団来るか？俺の団に来れば甘いもんいっぱい食えんだぜ。」
勝手に私の大事な補佐をヤミは…
「うちの大事な団員を引き抜こうとしないでくれるかな。」
少し笑いながらヤミの方を見るとニヤリと笑った
「だがそれを決めるのは本人だぜ？なぁ、A。」
彼も性格が悪いなぁ…
「んふ、甘いものは美味しいよね〜！行きたい！
でも…＿＿＿＿＿＿＿＿＿
私はウィリアムがいなきゃ嫌なの。だからごめんね、ヤミさん。」
Aはいつもそうだ
私がいなきゃ、私となら、と私離れが出来ていない
と言いつつ私もAがいなければ…と思うことが多々あるが。
ただ皆が聞いている中で言われるのは結構恥ずかしいな…
「けっ…お前はいつもそうやってこいつ優先にしてよぉ…」
これ以上褒められたりすると顔に出てしまう
話題を替えて試験に入ろう
───────────
「金ピカ野郎、お前さっきニヤケてただろ。」
「なんのことかな？」
「けっ…しらばっくれやがって…」
「…それよりも私の大事な団員を引き抜くのはさすがに許せないからね、ヤミ。」
「大事な ” 団員 ” ではねぇだろ。大事な ” 女 ” の間違いだろ。」
「…ノーコメントでお願い出来るかな。」
「ちっ…とっとと告っちまえばいいのによォ…」
「…出来たらしてるさ。」
「誰かに取られる前にしろよ。」
「ヤミは優しいね。ありがとう。」
「(こいつらは互いのことになると不器用になるな…)」
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青い目の宝石さん(プロフ) - アメリアさん» コメありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！これからも精進していきますのでよろしくお願いします〜(*'ω') (2020年12月10日 7時) (
レス) id: c88fb3b6cd (このIDを非表示/違反報告)
アメリア(プロフ) - めっちゃ楽しい物語ですね！！物語の進むテンポがとても見やすくて、、！ 更新頑張って下さい！次の話を楽しみにしてます！！ (2020年12月10日 7時) (レス) id: 2b297179dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青い目の宝石さん | 作成日時：2020年12月4日 19時
