3-3 ページ23
甘いものを買って帰るとちょうど訓練のあとであろうユノ君とクラウス君に会った
…目、赤くなってるかな？バレないかな？
「ヴァンジャンス団長！！Aさん！！お疲れ様です！！」
「お疲れ様です。」
「やぁ、クラウス、ユノ。お疲れ様。」
私を気遣ってウィリアムは私の前にサッと立ってくれた
「…お疲れさま〜。」
「…？Aさんどうかされたんですか？」
「Aと任務を終えて帰ってきたんだが途中で眠たいからってさっきまで寝ていてね。私たちは先に休ませてもらうよ。」
ウィリアムは2人に私の顔を見せないように私を隠しながら一緒に歩いてくれた
「「お疲れ様でした！」」
「あの二人はやはり絵になるな…。」
「ありえねぇ…。」
「なんだ。団長に嫉妬しているのか。私は微笑ましいがな。」
「(絶対ヴァンジャンス団長にも、ランギルス副団長にも負けねぇ…)」
────────────
「ウィリアム、ありがとう。」
「どういたしまして。Aの泣いてる顔は見せたくなかったからね。」
「照れるからやめて…」
あの後無事誰にも会わずに部屋へと戻ってきた
ウィリアムは部屋に戻ると仮面を外す
まぁ、私は唯一素顔見てるからね
「お風呂はどうする？」
「あー…先に入るよ。」
「じゃあ沸かしておくね。」
「ありがとう。」
私やウィリアムは基本お風呂は部屋で入る
ウィリアムは顔を他の人に見られたくない理由で。
私はあまり人と入るのが得意ではないので部屋にお風呂を付けてもらうことになった
「ユリウス様には感謝してもしきれないね。」
「うん…ユリウス様のお陰で私もウィリアムも生きてるからね。」
「大袈裟だよ。私は死なないよ。」
「ほんとかなー？」
お互い顔を見合わせるとふふ、と笑った
人前であまり表情を表さない彼は私といるとよく笑ってくれる
それが嬉しくてあぁ…今日も生きててよかったって思える
ユリウス様には本当に感謝します…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青い目の宝石さん(プロフ) - アメリアさん» コメありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！これからも精進していきますのでよろしくお願いします〜(*'ω') (2020年12月10日 7時) (
レス) id: c88fb3b6cd (このIDを非表示/違反報告)
アメリア(プロフ) - めっちゃ楽しい物語ですね！！物語の進むテンポがとても見やすくて、、！ 更新頑張って下さい！次の話を楽しみにしてます！！ (2020年12月10日 7時) (レス) id: 2b297179dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青い目の宝石さん | 作成日時：2020年12月4日 19時
