内緒のキス 白 ページ10
side 白
僕が楽屋についた頃には、にこにこしている阿部ちゃんの横に、佐久間くんとめめが陣取っていた。
白「むぅ、二人してずるい!僕の阿部ちゃんだもん。」
桃「んははっ、ラウール、阿部ちゃん大好きじゃん!まぁ、佐久間さんもだけどね!」
そう言いつつも、さりげなく席から立って他のところに行く佐久間くんは、やっぱりちゃんと大人だ。
隣で、俺は譲らない。といった顔で座っているめめよりは。
白「めめも退けて。」
黒「なんでだよ。そっち空いてるじゃん。」
違う。僕はただ、阿部ちゃんの隣に座りたいだけじゃない。阿部ちゃんを独占したいの!
僕の中での最上級の拗ね顔をしてやれば、仕方ねぇな、今だけな。と退いてくれた。
譲ってくれためめには申し訳ないけど、阿部ちゃんはずっと僕のものだよ。
白「やったぁ、阿部ちゃん独占だぁ。」
緑「んふふ、独占されたぁ。」
ふわふわにこにこしている阿部ちゃんはもう本当に可愛くて、思わずぎゅっと抱きついた。
白「阿部ちゃん、好きだよ。」
緑「んふふ、俺も好き。」
勢いのまま、口にちゅってしたくなるけど、ふっかさんがめちゃくちゃこっちを見てるから、ほっぺたで我慢。
それなのに顔が赤くなっちゃっている阿部ちゃんは、高校生の僕よりピュア。
緑「ラウ、あのね。…愛してるよ。」
白「え、」
耳元でそう囁いた阿部ちゃんは、妙に色っぽくて、さっきまで照れてた人と同一人物には思えない。
あっけにとられている僕を見て、くすくす笑った彼は、更なる追い打ちを。
なんとなんと、雑誌で口元を隠して、ちゅーしてくれたのである。
緑「にひひ、どきってした?」
白「した!したよ〜!阿部ちゃん、可愛すぎる!」
ぎゅうぎゅう抱きしめれば、苦しそうにしながらも抱きしめ返してくれた。
たまには、ね?と言った阿部ちゃんは、耳がちょっとだけ赤くなっていてやっぱりピュア。
楽屋で雑誌に隠された後ろで、みんなには内緒の阿部ちゃんからのキス。
今度は僕から、とキスしようとしたけど、そんな勇気は出なくて、ほっぺたに落ちつくのであった。
ーーー
その頃周りでは…
青「くっそ、あいつらいちゃつきやがって、」
赤「ほら、自分が恋人いないからって、嫉妬しないの。」
青「してねぇよ!」
紫「俺のラウールが…」
桃「佐久間さんの阿部ちゃんが…」
大人たちが色々言っていたとさ。
495人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葡萄 - 雪男のお姫様のパスワードおしえてください (2022年2月23日 21時) (レス) id: 02f8958579 (このIDを非表示/違反報告)
青緑(プロフ) - airiさん» 『リクエストについて』にも書かせていただきましたが、ただいまリクエスト受付を停止しております。ですから、せっかくいただいたリクエストですが、お断りさせていただきます。これからも頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします。 (2021年8月13日 17時) (レス) id: 1ed3f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)
airi(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく読ませてもらってます!リクエストなんですけど、前の、兄弟に愛されすぎて困ってますって作品の続編って書いてもらうことは出来ますか? (2021年8月13日 9時) (レス) id: 496098c2f3 (このIDを非表示/違反報告)
青緑(プロフ) - ことねさん» それでしたら、一度作者のボードまで来ていただけるとありがたいです。お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2021年8月7日 21時) (レス) id: 1ed3f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)
ことね(プロフ) - コメント失礼します。パート位置から読みたいのでパスワード教えていただきたてきたいて゛すヒントは読んだのですが難しい方よくわからないです、、 (2021年8月7日 3時) (レス) id: 23425c663f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青緑 | 作成日時:2021年5月30日 0時