6話 ページ14
そうして連れてこられた教室。
職員室からはそう遠くなかった。
何聞かれるんだろうか、今まで来なかったこと何か言われるのかな、と少し嫌なことを考えている私に女の子が声をかける。
女の子「そこ、座りな。お前の席だ。」
彼女が指さしたのは窓側の後ろの席。
『私、半年くらいずっと来てないのにどうして』
女の子「そりゃぁ、なぁ?」
「しゃけ」
みんなお前を待ってんだよ、と自分の席に腰掛けながら話す女の子。
『なんで、そんなの、いつ来るか分からないのに、どうして待ってるの、私は3人のこと何も知らずにずっと、怖がってたのに』
女の子「まぁ、私らの自己満みたいなもんだよ」
自己満?どういうこと?と思ってキョトンとしていると横から差し出される1枚の紙。
そこには、
_女の子の同級生いなかったからさ、楽しみにしてたんだよ_
と書かれていた。
そうなの?という意味を込めて手紙の主_狗巻さんの方を見るとすっごくニヤニヤしていた。
『そうなんだ、嬉しい…』
と呟くと今度は2人がキョトンとしていた。
なんか変なこと言ったかな、と思い慌てていると2人が少し笑った後に私に手を差し伸べる。
女の子 「自己紹介がまだだったな、私は禪院真希。下の名前で呼んでくれ。」
狗「いぬまき、とげ」
綺麗に笑いかけてくれる2人に自分も応えなきゃ、と思い
『!逢坂、Aです、よろしくお願いします、真希さん、狗巻さん』
と言って2人の手を取る。
これが、はじめての会話。
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プスメラ - あおさん初めまして、この小説は恋愛小説か?五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月12日 20時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あお | 作成日時:2021年1月11日 11時