検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:21,497 hit

5話 ページ13

" 僕は今日任務で着いていけないけど行きたかったら教室行ってもいいよ、大丈夫、みんないい子さ "



という言葉を貰って職員室を出る。




ドアから少し離れてその場に蹲る。




(教室、行こうかな…でも、どうしよう、)




手元の時計を見るとまだ8時前。



始業は9時って言ってたから部屋でゆっくり考えよう、と思い部屋に戻ることに。




否、戻ろうとした。







立ち上がって部屋に戻ろうとした私の前に2人の影が降りていた。


恐る恐る上を見上げると、見覚えのあるしゃけの少年__狗巻さんと知らない女の子が。



訳が分からないけど真顔で見つめてくる2人にとりあえず何か言わなきゃ、と思い声をかける。

『ぇ、あ、はじめまして…?』



女の子「はじめまして、お前が逢坂Aだな?」



『そう、ですけど』


高圧的な態度と彼女の美しさに怯えながらも言葉を交わす。


すると彼女が衝撃の一言を放つ。


「今日任務無くて暇だから私ら教室で駄弁ろうと思ってんだ、お前も来ないか?」

と。


まだ、少し怖い、と言いかけた私の言葉を遮って彼女が提案をしてくる。


「お前の嫌がることは一切しないし一切聞かない、もし耐えられなくなったら部屋に戻っていい、っていう条件でどうだ?

…同級生だから、仲良くしたいんだ」


バッと顔を上げて狗巻さんと女の子の顔を見る。

どうやら本気で言っているようだ。




『それなら、』と控えめに差し出した私の手を握って勢いよく引き上げる狗巻さん。



『う、わっ』



狗「つな!つな!」



『つな…?』



女の子「あぁ、これは多分 行こ!行こ! って感じだな」


そう言って私の反対の手を掴む彼女。





両の腕を掴まれたまま、3人で教室へと向かった。








まだ暑さが残る9月、私は大きな1歩を踏み出しました。

6話→←4話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
121人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 愛され , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

プスメラ - あおさん初めまして、この小説は恋愛小説か?五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月12日 20時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あお | 作成日時:2021年1月11日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。