3話 ページ11
暑い廊下を歩いて職員室へ向かう。
もちろん、頭の中は先程のしゃけの少年のことでいっぱいである。
( なんで、しゃけなんだろう....しゃけ.... )
そうこうしているうちに職員室に着いてしまい、考えることをやめた。
コンコン
『失礼します、1年の逢坂です』
五「お〜!A!お疲れサマンサ!」
『お疲れ様です、報告書の確認お願いします』
五「もう、ちょっとはノってよ〜...
んじゃあパパッと確認しちゃうね」
ふんふん、なんて言いながら私の報告書を読んでいる五条さんを横目に職員室の涼しさを堪能する。
廊下とは大違い、廊下にも冷房付かないかな、なんて思っていると五条さんから声をかけられる。
五「ねぇA〜」
『はい?』
五「Aが指名された中で今回Aが報告書出すやつって何件だっけ?」
『確か7件だったと思います』
五「えーっと、大変言いにくいんですけど......
報告書、6枚しかない...」
『え、でも私ちゃんと7枚書いたはず.....』
五「うん、そこは僕も信用してるからどこかに落としたか部屋に忘れてきたかのどっちかだと思うんだけど.....
3日以内に見つからなかったら書き直し、頑張って?」
きゅるん、という効果音が付きそうなくらいぶりっ子をしてくるこの男、今年何歳なんだろうか。
めんどくさいなあ、と思いながらも無かったら困るし、と自分を律して 分かりました と返事をして職員室を後にする。
( っはぁ〜〜〜、まじかぁ..... )
( 落としたとしたらあのしゃけの少年とぶつかった時.....でもあの少年がどこの誰かわかんないしなぁ.... )
部屋に無かったら書き直しだなあ、と落ち込みながら部屋に向かう。
早く仕上げて今日は早く寝よう、そう決めて報告書を書き始めた。
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プスメラ - あおさん初めまして、この小説は恋愛小説か?五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月12日 20時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あお | 作成日時:2021年1月11日 11時