え?ちょいちょいちょい、もうカオスでしかないじゃんよ! ページ9
「‥‥‥ッ!」
速かった。さっきまでのバカっぷりがウソみたいに。
「いやあ、はずれちゃったなあははwww」
「あははじゃねえ‥‥‥」
「でも、次はあてるよ♪」
「‥‥‥やってみなさいよ」
殺気。
この男からわずかにこぼれる、純粋な神通力。
なんだこれは。
私は理解できなかった。
そりゃあ私はただの(?)非力なおんにゃにょこだし、ケンカできるっつったってそのへんの
男どもをフルボッコにできるくらいのものだ。←
ただ、今の日本人男性くらいなら力ずくでひねりつぶせるだろう。
でも、こいつは何かが違う気がした。
力とかじゃなくて、そういうものを超越した、【存在】。
どこか、何かが私と似通っているような、淡い違和感。
本当に小さい、奇妙なほど小さな、この世界との、ズレ。
なんでだろう。
私とは違う、対極の力の波動。
どこか温かいような、それでいて圧倒的な。
そこまで考えて、私はようやく結論にたどりついた。
「‥‥‥ああ、そっか」
考えなくても分かることではないか。お馬鹿か私は。←
私はぎっと帝をにらみながら口を開いた。
「天照の血、引いてるんだっけ」
私は月の都の住人。
太陽とは対極に在るべき存在。
太陽神の加護があれば、いくら私でも太刀打ちできないだろう。
「どうしたんだい?」
「うっせぇ黙れ」←
「(^u^;)」←
でも、そんなんで引きさがるほど私は潔くない。
「‥‥‥お願いがあるんだけど」
こんなふうに言うのは癪だけどしょうがない。このままじゃ勝ち目がないもの。
「なんだい?美しい姫の言うことならばなんでも聞こうじゃないか!」
あー、いっぺん死ね。
てか、今までよく悪い女に引っ掛からなかったな。
「武器の使用。許可してほしいの」
「じゃあ私も使わせてもらおうかな?」
「ええ、そうしましょう」
「おkおk」←
私はたたっと自室に戻った。そこに置いてあるのは小さな壺と二振りの木刀。
木刀を掴んで元の場所に戻る。
「二振り?」
「そう、二刀使わせていただくわ」
帝は、一振りの竹刀をゆらんと構えていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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海 - カイ -(プロフ) - 藤花さん» まじでかw (2014年2月22日 15時) (レス) id: 9809438859 (このIDを非表示/違反報告)
藤花(プロフ) - 海 - カイ -さん» いやぁ、ノープランで書いてたらぎゅうぎゅうになっちゃっただけですよ((( (2014年2月22日 13時) (レス) id: 08ede39e9a (このIDを非表示/違反報告)
海 - カイ -(プロフ) - 完結乙~w50ピッタで終わんのとか色んな意味ですげぇわw (2014年2月21日 23時) (レス) id: 9809438859 (このIDを非表示/違反報告)
藤花(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!姫は私的にも好きなんですよー((( (2014年2月3日 16時) (レス) id: 08ede39e9a (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - 面白いです(≧▽≦)帝と姫が最高です!! (2014年2月3日 9時) (レス) id: 84a6dbabf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤花 | 作成日時:2013年9月1日 21時