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ま・・・まさかの再登場!?www 基本sideなしでいきますw ページ32

朦朧とする意識の中で、”もう大丈夫だよ”という声が聞こえてきたような気がした。

その声で不覚にも”安心”してしまって。

必死につなぎとめていた意識を、手放した。


鮮血がばたばたと吹き出す。

「・・・アナタは何者ですか・・・・・ッ!?」

手を大きく弾き斬られ、得物すらも奪われてしまった彼女は唸るように詰問した。

対し、いきなり現れた乱入者は動じた風も見せない。

「私かい?」

意識の無くなった姫を庇うように前に出る。

「うーん・・・・それはちょっと説明に困るね。招かれざる客ではあるんだけど(笑)」

「ならば」

牙を折られたはずのノルンの目がぎらんと光る。

「・・・、排除するまでっ!!」

懐からもう一振り出てきた短刀を見て、男が眉をひそめる。

「危ないな・・・せめて名乗らせてくれても良いじゃないか」

「必要無い。お前は今から死ぬ」

男は肩をすくめた。

「それもまた疑問だな。私だって不死の体を持っている」

「”感情”と”記憶”を殺せれば十分お釣りが来ますからね」

「・・・それは怖いな。じゃ、姫逃げようか」

「・・・ぇ燹

予想していなかった返答に、一瞬固まるノルン。

しかし、堂々と扉から出て行った男にはたと我に帰る。

追わなきゃ、と。

彼女の唇が動く。

しかし。

ノルンは戸惑っていた。

何だ、これは。

「・・・ッ、本当、は・・・・・」

こんな事したくなかった、と。

何故、自分は”思って”いるのかと。

血に濡れた自分の手を見て、ノルンの瞳が大きく揺れた。

「・・・・・・何よ、これ」

ノルンの涙が、静かにその頬を伝う。

へなへなと座り込んで、彼女は嗚咽する。

「何なの、よぉ・・・・・」






「・・・・・・む」

――――一方、玉座の間。

姫の父にして月を統べる、王は異変を二つ察知して眉をひそめた。

一つは、侵入者。

二つ目は、ノルンに芽生えた【感情】。

「・・・・やはりな」

重々しく呟く。

予想していたのか、驚いた様子も見られない。

「・・・・ふん。あ奴はAの事になると身を顧みんからな」

失敗だったか、とつまらなそうに呟く。

「・・・む?」

そしてたった今、王は第三の異変を察知した。

「何をするつもりだ・・・?」

直後。

目の前の扉が、大きな音を立てて開かれる。

THE☆殴りこみ←→←ありがとうございます!!(飛ばしおkです!!


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設定タグ:かぐや姫 , ハッピーエンド , カ・オ・ス\(^O^)/   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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海 - カイ -(プロフ) - 藤花さん» まじでかw (2014年2月22日 15時) (レス) id: 9809438859 (このIDを非表示/違反報告)
藤花(プロフ) - 海 - カイ -さん» いやぁ、ノープランで書いてたらぎゅうぎゅうになっちゃっただけですよ((( (2014年2月22日 13時) (レス) id: 08ede39e9a (このIDを非表示/違反報告)
海 - カイ -(プロフ) - 完結乙~w50ピッタで終わんのとか色んな意味ですげぇわw (2014年2月21日 23時) (レス) id: 9809438859 (このIDを非表示/違反報告)
藤花(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!姫は私的にも好きなんですよー((( (2014年2月3日 16時) (レス) id: 08ede39e9a (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - 面白いです(≧▽≦)帝と姫が最高です!! (2014年2月3日 9時) (レス) id: 84a6dbabf0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藤花 | 作成日時:2013年9月1日 21時

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