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5.サイコパスと明るい狂人。 ページ6

十「ねぇねぇねぇ!!Aお姉さーん、起きてるー!?」

A「ん、その声は・・・ジューシー兄弟?」←

十「そうそう、僕十四松!野球しようよ、野球!!」

A「や、やきうって・・今何時なの?」

AM:2:40。

橋の下から見える公園の時計は、丑の刻を越そうとしていた。

A「な、何で私に・・兄弟たちは?」

十「皆寝てた!そんなことより早く、野球!野球!!」

いや、あたりめぇだろ。

そら寝るわ、人間だもの。←

ていうか、私も寝てたんだよ。

さっきまでな。

A「さ、3分で勘弁してください・・・!」

十「うん、いいよー!」

A (ちゃんと聞いてくれたのかね・・?)

眠気も感じさせない走りで、ボールを構える。

ここまでされると、私の放送部魂に火がついた。

十「じゃ、キャッチしてねー!いくよー!!」

A「おっす、どんと来ーい!!」

中〜高まで放送部で、掃除の放送を勤めた私には、まるであの童謡のような『クリーンクリーン』というあだ名がついていたのだ。

十「ワッセワッセワッセ・・ドゥァァァァイ!!!」←

A「放送部キャァァァァッチ!!!」

十「どうどう?取れたー!?」

恐る恐るグローブを見ると、私は確かにボールを掴んでいた。

A「ぃよっしゃああああ!!取ったどーーー!!!」←

十「マジで!?すっげぇぇぇぇ!!」

深夜だというのに二人して、抱き合って喜んだ。

十「ねぇねぇ、あともう一回!もういっか・・・あ」

A「あ」

チ「う ち の 弟 が ど う も・・・」

A「コチラコソオセワニナリマシタ・・」

三男、恐るべし。

十四松君のバットを意図も簡単に握り潰すとは、最近のドルオタは恐ろしいものだ。←

十「じゃーねー、ありがとー!!」

A「へいへーい・・」

チョロ松母さんに引きずられているにも関わらず、長い袖で手を振っていた。

チ「・・・あ、そうそう」

A「はい?」

チ「昨日カラ松が言ってたんだけど・・」

A「え、お兄さんが?」

その前に、私は昨日の記憶が何ひとつ無いのだが。

チ「『誰に壁ドンしてたんだ』〜とか何とか・・何か顔真っ赤だったけど」

A「?・・・・あ“っ」

十「え、何々ー!?セクロs(以下略)」

チ「だからそれじゃないよ!!!」

A (ま・・まさか・・・!)

『私のマイハウスで、私とまっつんが全裸でお兄さんに壁ドンした夢だった』・・なんて、言えるわけないよね。

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←4.サイコパスが酔ったようです。


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設定タグ:おそ松さん , カラ松 , サイコパス系女子   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:アルト。 | 作成日時:2015年11月22日 13時

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