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第五話▽ ページ5
これは、夢?
ねえ咲夜。お前どこ行くの?
なんで泣いてるの。
暗闇。
私はなんで動かないのかな。
お前は、お前だけは、私を置いていかないって思っていたのに。
いつの日の記憶だろう。
でも、昨日のことのように憶えてるよ。
ねえ、知ってる?
私、ずっと笑ってるの。
だってね、気を緩めて、無表情になると、
もう二度と、笑えなくなる気がして。
助けてよ。
私には、まだお前が必要なんだ。
月が夜空から消える。
思い出すとき。
胸が、痛くなる。
なにも感じない、感じたくない。
漏れる嗚咽。
つんとする鼻の奥。
頭が痛いんだ。
心が痛いんだ。
何も無かったみたいに、心に、何も無い。
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作者名:碧季 | 作成日時:2015年12月22日 7時