【ちょっと、過去の話でもしようか】 ページ2
「−−−−嫌だ。信じられないよ…だって、ちょっと前までいつも通りだったじゃん…」
「…あいつだって限界だったんだよ……あいつは頑張った。…それで充分じゃない?」
「…俺らだって、信じたくねぇよ。…でも、これが"現実"だ」
*
一人きりの空間。父子家庭で私の家は、夜中までずっと私だけ。
…ちょっと、過去の話でもしようか…
私と"彼女ら"の話を。
*
「…うぇ…っ…ひっく…ぅ…っ…ま、…まぁ…!」
幼い少女が泣きながら蹲る。年はまだ五〜六歳に見える。
「ママ」
母親がどうかしたのだろうか。
「…可哀想ねぇ。御宅の奥さん、事故で死んだって噂よ…」
近所の人が噂をする。
少女は家の近くにある、神社で一人。
不思議と風は、その少女を包み込む様に吹き、慰める様に音を鳴らす。
まるで「大丈夫、貴女は一人じゃないよ」−−と、優しい音色で囁く様に。
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碧季@低浮上(プロフ) - えみさん» お疲れ様です! テスト範囲が発表されるぞー! (2016年6月9日 22時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
えみ - お疲れ…? そうですね笑 (2016年6月7日 22時) (レス) id: 81fbbfc739 (このIDを非表示/違反報告)
碧季@低浮上(プロフ) - えみさん» 了解!お疲れですか!? (2016年6月4日 23時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 本当に。少し前な笑 学校で言うわー笑 (2016年6月4日 22時) (レス) id: 81fbbfc739 (このIDを非表示/違反報告)
碧季@低浮上(プロフ) - えみさん» おう! 本当!?何聴いた!? (2016年6月4日 12時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧季 | 作成日時:2014年12月22日 20時