好きなやつ ページ6
何つーか、まあ、いつも世話になってんだけどな。神崎には。
主に、どっかの幼馴染について、な。
「(……あー!くっそ。心ん中でも恥ずい)」
顔が赤くなってないか心配しながら、手で顔をあおいで自分の世界から抜け出す。
「へー、そうなんだ」
「えっ反応薄くない!?俺結構頑張ったんだけど!」
どことなくというか、徐々に耳と顔が真っ赤になっていた。悪いことしたのか。
「悪い悪い!」
軽く笑うと、駿は少し考え込んで、ニヤッと思いついたと言いたげに笑った。
「しょーがねー!その代わり!」
仁王立ちをしながら腕を組み、上から目線で王様気取りで言い放った。
「お前の好きなやつも教えろ!」
大体予想ができた。
だからあんま驚きはしなかったのだが、予想通りで驚いた。
「あー、まあいいけど」
「まずいたのか好きなやつ……!」
マジで驚いた、って感じな表情だなオイ。
「それくらいいるわ」
本気で好きな、ね。
気づけば目で追ってたり、気づけば考えてたり。
そんな在り来たりな恋をしてるよ。
「で、誰なんだ?」
……見逃してはくれないか。
苦笑いしながら、少しだけ緊張して口を開いた。
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碧季@低浮上(プロフ) - マリさん» シリアスなシーンはまだ続くと思います(汗)ありがとうございます!頑張ります! (2016年5月8日 10時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - これからも頑張ってください (2016年5月7日 22時) (レス) id: 74ba3d39a2 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - すごく泣きそうな気持ちになりました (2016年5月7日 22時) (レス) id: 74ba3d39a2 (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 了解! (2016年3月12日 21時) (レス) id: 3329057c38 (このIDを非表示/違反報告)
碧季(プロフ) - えみさん» さすがの私もそれくらいわかりまっせww すまん!他の評価少ない作品なら長々と話しても大丈夫たがら次そっちにコメお願いします…! (2016年3月12日 21時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧季 | 作成日時:2014年12月20日 21時