親友の想い人 ページ5
キーンコーンカーンコーン、と当たり障りのない鐘が鳴り響いた。
「なあなあ、恋バナしてみようぜ!!」
次の教科何だったかなー。とぼんやり考えながら、前の教科を片付けていると、一年のときからの友だちが話しかけて来た。
机に肘と顎を置き、照れ臭そうに面白そうに、歯を見せて笑った。
こいつは結構モテている。
「はあ?何でだよ」
迷惑そうに笑う。まあ、こいつには効かないんだけどな。
俺の机全体に腕を乗せて不貞腐れた。
「もー察してくれよー!親友だろ!」
「都合良くその言葉を使うな」
拳を立て、軽く目の前の友の頭に当てた。ちなみに友の名前は木之原駿。
「まあ良いけどよ。誰なんだ?好きな奴」
「さっすが友よ!けどいきなり過ぎる!」
俺は駿にはゲロ甘なのかもしれない。
調子の良い奴め。と心の中で呆れながら、駿の話に耳を傾けたのだから。
「えっと、俺な、神崎さんが好きなんだ!」
____神崎。
どこかで聞き覚えのある名前だと思った。
曖昧な記憶を辿ると、辿り着いたのは、
「(……野上の親友、だったっけ)」
懐かしいと思う。
久々に出した名前は、昔とは違う。
いつから苗字呼びになったっけ。と、なんとなく思い出した。
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碧季@低浮上(プロフ) - マリさん» シリアスなシーンはまだ続くと思います(汗)ありがとうございます!頑張ります! (2016年5月8日 10時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - これからも頑張ってください (2016年5月7日 22時) (レス) id: 74ba3d39a2 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - すごく泣きそうな気持ちになりました (2016年5月7日 22時) (レス) id: 74ba3d39a2 (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 了解! (2016年3月12日 21時) (レス) id: 3329057c38 (このIDを非表示/違反報告)
碧季(プロフ) - えみさん» さすがの私もそれくらいわかりまっせww すまん!他の評価少ない作品なら長々と話しても大丈夫たがら次そっちにコメお願いします…! (2016年3月12日 21時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧季 | 作成日時:2014年12月20日 21時