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言い合い ページ23

「え、何か答えろよ!」

クソ怖いんだけど!と俺に指をさしながら視線を向ける。

やめろ。俺を見るんじゃない。




「____失礼します」

隼人がまだ状況を掴め切れていない中、野上さんは俯いたまま表情が見えない。

何を考えているか、わからない。


呟くように言った後、隼人の顔をチラリとも見ずに教室の外へと足を運んだ。



「馬鹿A。弱虫意気地無し」

すると次に、神崎さんが言葉を発した。

その声は少し怒っている。気がする。


そういう、挑発に乗りやすい性格なのか、野上さんは神崎さんの言葉に反応した。

「はぁ?何でそうなるんですか」

物凄くドスの効いた声だ。


「自分で考えなきゃでしょ?」

俺でも結構鳥肌が立ったのに、神崎さんは気にしずに、少し声のトーンを下げた。


野上さんはまだ言い足りないのか言葉を続けようとするが、神崎さんは何故か俺に声を……え!?



「____木之原君、来て」

笑顔だった。

俺に声をかけて、俺の腕を引く。

隼人は口を挟もうとしたが、神崎さんは野上さんをスルーして教室を出て行ったので、

あっ、と声を漏らすことしか出来ていなかった。


俺は突然の出来事が理解出来ず、ただ神崎さんに握られている腕が熱くなるだけ。

赤い夕日と、→←死亡フラグ



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設定タグ:オリジナル , 幼馴染 , トラウマ   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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碧季@低浮上(プロフ) - マリさん» シリアスなシーンはまだ続くと思います(汗)ありがとうございます!頑張ります! (2016年5月8日 10時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - これからも頑張ってください (2016年5月7日 22時) (レス) id: 74ba3d39a2 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - すごく泣きそうな気持ちになりました   (2016年5月7日 22時) (レス) id: 74ba3d39a2 (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 了解! (2016年3月12日 21時) (レス) id: 3329057c38 (このIDを非表示/違反報告)
碧季(プロフ) - えみさん» さすがの私もそれくらいわかりまっせww すまん!他の評価少ない作品なら長々と話しても大丈夫たがら次そっちにコメお願いします…! (2016年3月12日 21時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧季 | 作成日時:2014年12月20日 21時

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