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見惚れる後ろ姿 ページ13

おはよー。と様々な声が教室を飛び交う。

桐生もその中に、目立つことなく席に着いた。桐生はクラスでもある程度目立つというくらい。

特にすることも無く、どこか決まったところも無いがぼーっと眺めた。


____すると。

視界に入ったのは、艶のある黒髪。
巻くこともせず、寝癖もなく整った二つ結び。


桐生は無意識に心拍が速まった。

「(野上の髪って、綺麗だよな)」

窓に近い席だからか、静かに髪を揺らした。



「おっはよー隼人!なーに朝から野上さん見つめてんだよー!」

駿が突進をしながら物凄い笑顔。

その声の大きさと突進した衝撃ではっとした桐生。

それに比例するように、桐生は自分がしていたことを理解して、顔を赤く染めた。


「なッ!!見つめてなんかねーよ!」

聞こえたらどうすんだ!と次は焦りで頭がいっぱいになる。


「いい加減認めろよー」

参加して来たのは神崎。
ニヤニヤしながら、ププっと笑った。

制服のスカートを揺らしながら、「A連れて来よっか?」と本気で行きそうになっている神崎を必死で止める。


「俺なんか目も合わしてくんねーんだぞ!?」

つい叫ぶ。
自分言っていながら自分の心を抉ってしまった。


二人は何か察したのか、「ごめん」と口を揃えた。

やめろ。泣きたくなる。

二人きり→←心地良い



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設定タグ:オリジナル , 幼馴染 , トラウマ   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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碧季@低浮上(プロフ) - マリさん» シリアスなシーンはまだ続くと思います(汗)ありがとうございます!頑張ります! (2016年5月8日 10時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - これからも頑張ってください (2016年5月7日 22時) (レス) id: 74ba3d39a2 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - すごく泣きそうな気持ちになりました   (2016年5月7日 22時) (レス) id: 74ba3d39a2 (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 了解! (2016年3月12日 21時) (レス) id: 3329057c38 (このIDを非表示/違反報告)
碧季(プロフ) - えみさん» さすがの私もそれくらいわかりまっせww すまん!他の評価少ない作品なら長々と話しても大丈夫たがら次そっちにコメお願いします…! (2016年3月12日 21時) (レス) id: a7605a7da1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧季 | 作成日時:2014年12月20日 21時

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