月夜に光る八重歯 (ページ2)

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いつもと違うページ2

pipiーpipiー

アラームの音。

鳥のさえずり

今日もいつも通りの朝だと思っていた。

私はいつも通り学校に行く準備をして

忘れちゃいけない。忘れもしない彼から貰ったペンダントをつけて

リビングに向かった。

｢おはようございます。お母様。お父様。｣

母｢おはよう。A｣

父｢おはよう｣

妹｢お母様、お父様、おはようございます｣

母、父｢おはよう真波｣

妹｢お姉様もおはようございます。｣

｢おはよう。真波｣

執事｢A様おはようございます。｣

｢中山さんおはようございます。｣

執事｢申し訳ございません。車の方に不調がございまして、本日電車での登校お願いします。｣

｢ええ。大丈夫ですよ。｣

朝ごはんを食べて私は学校に向かった。

そう。見ての通り私はお金持ちの家庭で育ったお嬢様。

櫻井財閥の社長。母は人気女優

その二人の間に生まれた私と真波

真波は私の10個下の妹小学2年生の女の子

私は日本のトップを争うレベルのお金持ちの学校、大槻学園に通う。

普段は車で送り迎えしてもらっているけど

今日は違った。

学校に着くと

男子や女子達のざわめき声が聞こえる。

｢あれA様よね｣

｢A様は今日も美しい｣

そんな声が聞こえるほど自分で言うのもなんだけど私は人気者である。

○○｢おはよう！｣

｢おはよう！駿佑｣

道枝｢やっぱ人気やんなAは｣

｢駿佑もやろ｣

彼は私の幼馴染の道枝駿佑。

モデルや俳優の仕事をするほど顔のスペックが良い！

○○｢2人ともおはよー｣

道枝、主｢｢おはよう、謙杜｣｣

今来た、タピオカを持って来たのも幼馴染の長尾謙杜

彼はデザイナーの仕事もしながら高校生やってるの。

長尾｢そういえば見たよ！｣

道枝｢俺も！｣

｢何を？｣

長尾｢Aが雑誌の表紙になってるの｣

｢まじ？｣

そう実は私もモデルとして活動してる。

私がモデルとして活動してるのには理由がある。

けどこれは別の話。

そんな小話をしながら教室に向かった。