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揺らぎ ページ12

同棲、、?
それって簡単に別れることできないやつじゃん、、


A「そうなんだ、、」

アサヒ「俺実は父さんと上手くいってなくてさ、それで一人暮らししてたんだけど、そのアパート解約して彼女と一緒に住もうと思って」

A「ふ〜ん・・」


あまり気にしてない素振りをしようと思ったけど同様と混乱で心臓が大きく動いていた。


アサヒ「だからあとちょっとで行かないと」

A「・・わかった」


アサヒともう一回会うってなったときは絶対に付き合ってってちゃんと言うつもりだったのに、思ったよりも深い関係にいるアサヒと彼女を知り、何も言えなくなった。ただ「私はアサヒが好き」と態度で伝えるのが精一杯だった。



あの時もそうだった。それまでは「もし『別れよう』なんて言われても絶対に『嫌』っていう!」って心の中で決めてたのに、いざ言われたときは何も言えなくて、長い沈黙の末に出た言葉は「分かった」だった。




アサヒ「でも、本当にAといると落ち着く」

A「それめちゃくちゃ言うじゃん笑」


二人で寝転がりながら見つめ合った。そして普通の流れかのようにキスをした。


アサヒはなんでキスをしたんだろう。きっと別れる気なんかないのに。


A「彼女と別れる気はないの?」


聞いてしまった。


アサヒ「う〜ん・・・無いかな、ていうかたくさん良くしてもらってるから別れられない」



なにそれ。
「別れ『られない』」?もうこの際はっきり「別れたくない」って言ってよ。
義務感で付き合ってるのかなとか思わせないで。私に希望は1ミリもないって、何したって無駄だって感じさせてよ。

なんて思いながらもやっぱり私はアサヒが好きで


アサヒ「・・あ、ごめんもう行くね」

A「本当にもう行くの?」

アサヒ「だって彼女に言っちゃったし」

A「・・・一本遅らせてよ」

アサヒ「・・・」


アサヒの袖を掴みながら言った。効果はあったみたいだった。帰ろうと上着を着ようとしていたアサヒの手は止まり、また私達はキスをした。

その後少し話してアサヒは今度こそ帰っていった。


私の家はアサヒとは反対方向で乗る電車も違い、私の方は始発がまだだったから一緒に店を出ることもできず一人残されてしまった。その瞬間猛烈な孤独感に襲われすぐに友達に連絡した。
そして始発の時間に合わせ店を出、友達と落ち合い家に帰った。


アサヒとの再会からたった一日で世界がひっくり返ったようだった。

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設定タグ:treasure , アサヒ , ハルト   
作品ジャンル:恋愛
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cooky(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしております! (2022年4月15日 23時) (レス) @page23 id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひくん | 作成日時:2022年3月7日 0時

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