【A3!】気になってた (ページ5)

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いつもの日常ページ5

－－Aside－－－－

ある日の昼休み、

私はいつもの様に友達と机を並べ、お弁当を食べていた

話の内容は流行りの俳優とか、歌手とか…

たまに友達の彼氏の話を聞き流しながら、羨ましいな、なんて思っていた。

「ちょっと!A、聞いてるの?!」

『あ…ごめん…!!』

適当に相槌を打っていたつもりだったが、いつの間にかボーッとしてしまっていたらしい。

「も〜…。Aも彼氏の一人や二人作ってみれば？」

一人や二人って…。
そんなにホイホイと彼氏ってできるものなのか？

「それじゃあ、気になる人は？」

ハッキリしない私に業を煮やしたのか、友達は話のネタを私の恋愛についてに変えてきた。

恋愛に疎い私でも普通の女子高生の様に気になる人はいた。

でも友達にそのことを話してしまうと、後々面倒事が多くなるため『今はいないかな』と適当に茶を濁した。