Season.10 真澄side ページ10
「ん……」
目を開くと、そこには見慣れない天井があった。
ここはどこ？
寝る前の記憶も曖昧なので、まだ寝ぼけている頭でゆっくりと思い出す。
そうだ……熱が出て、監督の部屋で寝ることになって……
起き上がろうとすると、ふと自分の左手に違和感を感じた。
気になって手を見ると、そこには監督が壁によりかかりながら床に座って寝ていて、俺の手をしっかりと握っていた。
(監督…！？俺の手を握りながら寝てる…⁉)
監督が起きないように、手は極力動かさないようにして、そっと起き上がり、寝ている監督に近づいた。
長いまつげ、白い肌、柔らかそうな唇……
こうしてみると寝ていても監督はやっぱり可愛い、と思う。本人は全然自覚ないみたいだけど。
こうして目覚めたら隣に大好きな人がいて、大好きな人の寝顔まで見放題だなんて、俺はなんて幸せなんだろう。
あぁ、監督のこんなかわいい寝顔なら、本当にいくらでも見ていられる。いっそずっと見ていたい……。
………でも、見ているだけじゃ、足りない。
本当は監督と喧嘩してたあたりから…自分でもちょっとヤバイと思う程に監督に触れたくて触れたくて仕方がなかった。
せっかく恋人になれたというのに、未だキスだけ……。この間も少しだけ胸……を触ったけど……それ以上先には進めず。監督からもOKが出そうにないし…。
はぁ。目の前にこんな天使みたいな顔して無防備に彼女が寝ているというのに、手を出しちゃいけないなんてツラい。ツラすぎる。
こんなにも近くにいて、こんなにも好きなのに……。
そして俺はほぼ無意識に、吸い寄せられるように、監督に顔を近づけた。
なんの躊躇いもなく、唇を重ねる。
それでも監督は起きないから、もう一度。
「んん……？」
少し声を漏らす監督に、我慢できなくなって勝手に舌をねじ込んだ。
「んっ……え？…真澄くん…？」
やっと起きた監督は、自分の状況がまだ理解できていないのか、俺にされるがままで。
少しして、理解したのか、顔を真っ赤にして俺の胸を押した。
でもそんな力が男に敵うわけもなくて、俺はそのまま監督にキスし続けた。
苦しそうだったから、一旦唇を離すと、監督はハァハァ言いながら真っ赤な顔で俺を見た。
「何するの……」
「おはよう監督。寝てる監督が可愛くてつい。」
「…っ、ついじゃないでしょっ〜〜！？」
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！シ .(プロフ) - 私も真澄が大好きで大好きで夢小説探ってたんですけどしっくりくるのが無くて。でもこの小説はみんなしっくりきて面白くてスラスラと読めて、最高です∴....！大好きで！！！更新楽しみにしています！ (2018年2月11日 1時) (
レス) id: c63ed2c4ca (このIDを非表示/違反報告)
あさ松 - 毎日楽しみに待っています！ 今回もイチャイチャしてて凄くニヤニヤしながら読んでました(笑) いろいろ忙しいと思いますが、 頑張って下さい！！ 私は毎日応援してます！ (2017年11月18日 22時) (レス) id: 31f0c4d41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2017年11月10日 22時
