Season.8 ページ8
「いやいや、いいわけないでしょ！ちょっと待ってて」
私は体温計を持ってきて、真澄くんに熱を測らせた。
ピピ、とすぐに音がなって、確認すると、37.7分と、最初よりは下がってきたけれどまだ熱はあった。
「ほら、まだ熱があるんだから、薬飲んで早く寝よ？」
「…分かった。あんたがそういうなら、寝る…」
「いや。思いっきり目開いてるけど」
「…あんたと寝たい。あんたが添い寝してくれたら寝る」
「ダメです」
「強情…でもそんなとこも好き…」
そういえばさっきも同じようなこと言われたな…
真澄くんって、思春期だからなのかな、、結構ストレートな言葉で求めてくることが多いというか…。
それがやけに照れくさいのは相変わらずで。
「…添い寝は無理だけど、眠くなるまでお話する？」
「そんなの、する以外に選択肢ない」
「じゃあ、あの…私、気になってることがあるんだけど、聞いてもいい？」
「なんでも聞いて」
「真澄くんいつもつまらないっていって学校行きたがらないでしょ？なのに今日の朝は、あんなに熱があったのに学校行こうとしてて、意外だなって思ったの。もしかして今日、学校で何か楽しみなことでもあった？」
「…学校はあんたがいないからつまらない」
「じゃあ…」
「熱を出したってこと、あんたに知られたくなかった。」
「え、どうして！？」
「昨日…雨の中あんたが迎えにきてくれて、あんたも俺も雨でべしょべしょに濡れてたのに、あんたはなんともなくて俺だけ風邪ひいたなんてカッコ悪いから……」
「そんなの気にしてたの？」
「今だって、こうして看病してくれて、迷惑かけてる。あんたと一緒に居られるのは嬉しいけど…申し訳ないと思う……ごめん。」
本気でしょんぼりして謝る真澄くんが、なんだかすごく可愛くて思わず笑いがこみ上げてきた。
「ぷっ、あはは、真澄くん可愛すぎだよ」
「…!?なんで笑うの…」
「だって、私にカッコ悪いとこ見せたくないとか、迷惑かけたくないとか、そんな理由で我慢しようとしてくれた真澄くんが可愛くて、」
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！シ .(プロフ) - 私も真澄が大好きで大好きで夢小説探ってたんですけどしっくりくるのが無くて。でもこの小説はみんなしっくりきて面白くてスラスラと読めて、最高です∴....！大好きで！！！更新楽しみにしています！ (2018年2月11日 1時) (
レス) id: c63ed2c4ca (このIDを非表示/違反報告)
あさ松 - 毎日楽しみに待っています！ 今回もイチャイチャしてて凄くニヤニヤしながら読んでました(笑) いろいろ忙しいと思いますが、 頑張って下さい！！ 私は毎日応援してます！ (2017年11月18日 22時) (レス) id: 31f0c4d41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2017年11月10日 22時
