Season.26 ページ24
東さんの次は幸くんが、コーディネートした服を押し出してくる。
次から次へとあれやこれや言われ、なんだかめまいがしそうだ。
「あ、あの、色々してくれるのは嬉しいんだけど、やっぱり私はこの服でーー」
「だめ！デートにジーパンはありえない！スカートくらいはきなよ！」
「……はい」
しぶしぶ幸くんに渡された服に着替える。
このキュロットスカート久しぶりに履いたなぁ…。それに、オフショルダーの服なんて、自分でも持ってたっけ？ってくらい見るのも懐かしい。
「うん。まああず姉のメイクとこの服で、監督でもまあまあよくなったんじゃない？」
と、私をジロジロみながら幸くんは相変わらずの毒舌ぶりで。
いや、それでもやっぱりセンスはあると思うし、
改めて二人が女の子じゃないってことに驚きなんだけど。
「ふふ、監督、本当に可愛い。真澄に妬いちゃうな」
「そ、そんな……。///何から何まで、本当にありがとうございました。幸くんも！」
「別に〜。楽しんできてね。デート。」
「それじゃ、僕らは失礼するよ。楽しんできてね、監督」
そう言って二人は私の部屋を出ていった。
本当に心強い二人だ…。
……よし、あとは真澄くんを待つだけ！
今日は真澄くんの誕生日だから、今日くらいいつもより恋人らしく、楽しめたらいいなぁ。
なんて思いながら、準備をして待っていると、10分後くらいに部屋がノックされた。
「はーい」
「……監督？開けていい…？」
「あっ…真澄くん！どうぞ！」
ガチャッと扉が開いて姿が見えると、真澄くんは黒を基調にしたーーシンプルだけどめちゃくちゃオシャレな服装で、いつも以上にかっこよく見えてしまって
自分でも無意識のうちに声に出していた。
「………かっこいい…。」
「…え」
「…！？っあ、(しまった、声に出してた…！)」
すると、真澄くんは私の方に近づいてきて、私の手をとった。
「はぁ、嬉しい…。あんたもすごく可愛い。」
「っ…！！っあ、ありがとう！…じ、じゃあ行こっか？」
「うん」
手を繋いだまま、私達は部屋を出て、そのまま寮を後にした。
なんかはじめてのデートじゃないけど、こうしてオシャレして手をつないで改めて隣を歩くのは緊張する…！
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！シ .(プロフ) - 私も真澄が大好きで大好きで夢小説探ってたんですけどしっくりくるのが無くて。でもこの小説はみんなしっくりきて面白くてスラスラと読めて、最高です∴....！大好きで！！！更新楽しみにしています！ (2018年2月11日 1時) (
レス) id: c63ed2c4ca (このIDを非表示/違反報告)
あさ松 - 毎日楽しみに待っています！ 今回もイチャイチャしてて凄くニヤニヤしながら読んでました(笑) いろいろ忙しいと思いますが、 頑張って下さい！！ 私は毎日応援してます！ (2017年11月18日 22時) (レス) id: 31f0c4d41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2017年11月10日 22時
